天下御免の極落語 の商品レビュー
寄席で川柳川柳師匠を見た。まだまだかくしゃくとしていて、声にも元気があった。すごく一時期は三平と並ぶほど売れていた芸人さんだというが、なんというかツヤみたいなんがありますね。本書は生まれから修業時代、師匠との思い出、協会分裂騒動のときのあれこれなど、川柳師匠の思い出話+艶笑小話を...
寄席で川柳川柳師匠を見た。まだまだかくしゃくとしていて、声にも元気があった。すごく一時期は三平と並ぶほど売れていた芸人さんだというが、なんというかツヤみたいなんがありますね。本書は生まれから修業時代、師匠との思い出、協会分裂騒動のときのあれこれなど、川柳師匠の思い出話+艶笑小話をまとめたもの。また寄席でお会いできるのが、さらに楽しみになりました。
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ガーコンで有名な川柳川柳による自叙伝。 破天荒ぶりがすごいが、この人が圓生の弟子だったというから面白い。
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残念ながら 上方に暮らしているせいもあって 「川柳」さんの高座には接していない。 ただ 「解題」で塚越さんが書いておられる 落語家としての釣瓶さんの評を読んで なんとなく 想像することができる ぜひ 一度 お目にかかりたい できれば 繁昌亭で聴きたいものだ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名物寄席芸人 川柳川柳による自叙伝 + ネタ書き下ろし。 戦下で過ごした少年時代の叙述が印象的。川柳は、ガーコンの枕で「今の若い人はいい。世界中の好きな音楽が聞けるのだから」としみじみと語ったことがある。その他、遅い入門と内弟子生活、数知れない酒の上の失敗、若手勉強会からの脱落、ソンブレロをかぶってラテンを歌った高座、右朝との死別など、エピソードはどれも話題にことかかないが、何と言っても秀眉は落語協会分裂騒動を圓生の弟子の視点から描いた一幕。数ある落語家本の中でも、傑作と言ってよい一冊だろう。 しかし、圓生というガチガチの古典原理主義者から、こういう破天荒な弟子が生まれるのだから、寄席芸人の世界は判らないものだ。いや、それだけ圓生の懐が広かったということか。 ちなみに、「ガーコン落語一代」という題名で河出文庫に入っているのを知らずに単行本を買ってしまった。この内容なら値段はまったく気にしないからいいんだけど、文庫の方がかさばらないから、良かったなぁ。
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数年前に川柳師匠にお仕事をお願いして、その依頼をする前に読ませていただいた。噺家が書いた本だから…と思っていたが、仕事の打ち上げで一緒にお酒を飲んだら、こりゃ書いてあることは全部マジかもしれないと思った。以後、出来るだけ高座を聞かせていただくようにしているが、『ガーコン』以外のネ...
数年前に川柳師匠にお仕事をお願いして、その依頼をする前に読ませていただいた。噺家が書いた本だから…と思っていたが、仕事の打ち上げで一緒にお酒を飲んだら、こりゃ書いてあることは全部マジかもしれないと思った。以後、出来るだけ高座を聞かせていただくようにしているが、『ガーコン』以外のネタを聞いたことはない。
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