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中国の秘密を握る男 の商品レビュー

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2024/05/17
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2001年。 厦門で買収で巨万の富を気づいたリ・シャーチン。彼を後ろ盾の更迭により追われる身となった彼はバンクーバーへ逃げる。中国要人の恥ずかしい姿を知る彼をアメリカへ亡命させるのがマルコの任務。リ・シャーチンは中国マフィアとカナダ政府に守られている。バンクーバーのCIA要員の彼女はお約束の色情狂。お約束だね。マルコと関係あったらしい中国公安部のリン・シーマ登場。美女。アメリカに移る決意をしたリ・シャーチンだが、ラスベガスで大豪遊のすってんてん。中国の家族を人質にとられ死を決意したリは置き土産をホテルに残す。リン・シーマが出てくるのは翻訳されてないのかな。

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2017/03/08

ジェラール・ド・ビリエ氏はおそらくはフランス人もしくはフランコフォンであることが名前から予感させられるが、だとすると俄然得心がいく内容である。その理由は、セクシーな女性がやたら登場し、殺しや政治の駆け引きと同じくらい物語の重みを持っていることにある。また、それが若干倒錯系の含みを...

ジェラール・ド・ビリエ氏はおそらくはフランス人もしくはフランコフォンであることが名前から予感させられるが、だとすると俄然得心がいく内容である。その理由は、セクシーな女性がやたら登場し、殺しや政治の駆け引きと同じくらい物語の重みを持っていることにある。また、それが若干倒錯系の含みを持っていてフランスならではの奥深さを感じるからかもしれない。物語は、経済特区である厦門を舞台に贈賄の限りを尽くして地位を登りつめた男が政権の変遷の中で後ろ盾を失い追い詰められカナダに逃亡し、その彼が中国政府高官のスキャンダルを知る身として中国の公安の執拗な追手に精神的にも追い詰められており、同じ意味で彼を必要とするCIAとの間でバンクーバーを舞台に争奪戦となる話である。中国公安はカナダ政府と結託しカナダ国内での身柄の確保か彼の暗殺を試みる。カナダを挟んで米中の緊迫した綱引きが読み応えがある。

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2012/02/29

ハードボイルドではない。 ドンパチもさほど…エッチな場面は詳細(^_^;)…家族愛の皆無!のスパイ小説として充分楽しめた。

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2010/03/27

プリンス・マルコ!懐かしいです。創元推理文庫から出ていたシリーズは中学生ぐらいの頃に近所の図書館で借りまくってたもんだった。色気たっぷりのお姉さんの表紙は恥ずかしかったけれど、それ以上に中身が面白かったんだもん。世紀が変わっても、相変わらず殿下は城の修理代を稼ぐためにスパイ活動し...

プリンス・マルコ!懐かしいです。創元推理文庫から出ていたシリーズは中学生ぐらいの頃に近所の図書館で借りまくってたもんだった。色気たっぷりのお姉さんの表紙は恥ずかしかったけれど、それ以上に中身が面白かったんだもん。世紀が変わっても、相変わらず殿下は城の修理代を稼ぐためにスパイ活動してて、フィアンセとの関係も変わってなくて、でもその反面携帯電話を活用してて・・・と時間が止まってる部分と時代に即してる部分が混ざっててなんかヘンな感じ。話しの舞台がバンクーバーでしかも中国人がらみで、とちょっと前に読んだ『ダークムーン』とかぶるところがあって、比べてみると面白い。しかし『Victoria's Secret』はわざわざ『ビクトリアの秘密』なんて訳さなくても『ビクトリア・シークレット』でいいのに。なんか『Hallmark』を『ホールマーク』じゃなくて『品質証明』とか訳すようなものじゃん。

Posted byブクログ