奇術師 の商品レビュー
20世紀のはじめ、「…
20世紀のはじめ、「瞬間移動」をテーマに競い合った2人の天才奇術師の確執は子孫の代まで続き、2人がそれぞれ残した手記から驚くべき事実が明らかになる。ファンタジーというよりSFに近い。そして何よりプリーストの十八番の騙しはさすが。
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軽妙な語り口で、厚い…
軽妙な語り口で、厚い本だが読みやすい。謎が丁寧に収束されていくところも好感を持った。
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章によってライバルの…
章によってライバルの登場人物の視点を変えて記述しており、方法として面白い。最後のどんでん返しが驚きでした。
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世界幻想文学大賞受賞…
世界幻想文学大賞受賞の幻想巨篇。ファンタジーであってミステリーでもあり、ノンストップで読めてしまう勢いです。『魔法』と併せてどうぞ。
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同じ「瞬間移動」のイ…
同じ「瞬間移動」のイリュージョンを極めようとするふたりの奇術師の確執をそれぞれの手記によって明らかにする構成。二人の奇術師の曾孫に当たる男女が邂逅し、男が手記を読み進めるという形式でストーリーは展開する。その男自身にも、そして二人の奇術師のイリュージョンにも驚くべき謎が隠されてお...
同じ「瞬間移動」のイリュージョンを極めようとするふたりの奇術師の確執をそれぞれの手記によって明らかにする構成。二人の奇術師の曾孫に当たる男女が邂逅し、男が手記を読み進めるという形式でストーリーは展開する。その男自身にも、そして二人の奇術師のイリュージョンにも驚くべき謎が隠されており、その見せ方が巧い。 ラストまで目を通すと、本作がミステリでもなくSFでもなくファンタジーに分類される理由がよくわかる。
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一種のスチームパンク…
一種のスチームパンク小説であり、アイデアは独創的だと思います。ただ、トリックに納得がいかないのと、いくつかの謎が解明されないのが不満です。記述スタイルも感心しません。読者によって相性がかなり変わる作品だと思います。まあ、駄作ではないとは思いますが、私には合いませんでした。
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20世紀初め“瞬間移動”をテーマに競い合った2人の天才奇術師。その確執は子孫にまで続き、2人の残した手記から驚くべき事実が明らかになる。世界幻想文学大賞受賞作だがファンタジーというよりSF。何よりプリースト十八番の騙しのテクニックは巧み。
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なかなか読むのに時間がかかった。 英語の本て、訳す人によってかなり変わってくるし、今と昔とで作品の雰囲気すら変わるから面白い。(逆に難しいってのもあるけど。。。) 映画「プレステージ」の原作。映画は見たことなかったけど、ざっくりしたストーリーは知ってたので、雰囲気には入り込みやす...
なかなか読むのに時間がかかった。 英語の本て、訳す人によってかなり変わってくるし、今と昔とで作品の雰囲気すら変わるから面白い。(逆に難しいってのもあるけど。。。) 映画「プレステージ」の原作。映画は見たことなかったけど、ざっくりしたストーリーは知ってたので、雰囲気には入り込みやすかった。 頭の中に「?」が浮かぶことがいくつかあったけど、総合的には面白く読めた。 映画との違いをちょっと調べたけど、だいぶ違うのかな?逆に映画は映画で楽しめそうです。
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サスペンスだと思って読んでいくと見事に足元を掬われる作品。ハヤカワ文庫ではファンタジー枠で分類されているが、SF寄りの作品だと思って読むのを私はお勧めしたい。 映画「プレステージ」の原作ですが私は映画は未見。原作のあの複雑な構成と、文章だから成り立つトリック部分をどう映像化してい...
サスペンスだと思って読んでいくと見事に足元を掬われる作品。ハヤカワ文庫ではファンタジー枠で分類されているが、SF寄りの作品だと思って読むのを私はお勧めしたい。 映画「プレステージ」の原作ですが私は映画は未見。原作のあの複雑な構成と、文章だから成り立つトリック部分をどう映像化しているのか興味はあるのでいつか見たいと思っています。
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読み終わってしまった。 その瞬間は、ちょっと待って、まだ謎が謎のままじゃん、と思ったけど、それが奇術。 完全なネタバレなんて、するわけないか。 読者の想像に任せる辺りが幻想的。 SF要素も盛り込まれてるけど、現実にはこんなこと無理だと思う。 この構成がまた上手い。 この作者の本は...
読み終わってしまった。 その瞬間は、ちょっと待って、まだ謎が謎のままじゃん、と思ったけど、それが奇術。 完全なネタバレなんて、するわけないか。 読者の想像に任せる辺りが幻想的。 SF要素も盛り込まれてるけど、現実にはこんなこと無理だと思う。 この構成がまた上手い。 この作者の本は2冊目だけど、再読必至。
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