英語力幻想 の商品レビュー
早期英語教育の是非について述べた本。著者は児童英語教育の専門家で、まともで冷静な見地から、「英語教育の現状と課題、よりよい教育のあり方、親としての関わり方について」(p.6)述べたもの。ほとんど児童英語教育の話になっている。 出版されたのが2004年で、これから小学校で外国語...
早期英語教育の是非について述べた本。著者は児童英語教育の専門家で、まともで冷静な見地から、「英語教育の現状と課題、よりよい教育のあり方、親としての関わり方について」(p.6)述べたもの。ほとんど児童英語教育の話になっている。 出版されたのが2004年で、これから小学校で外国語活動やります、センターでリスニング導入します、みたいな時勢を背景に、当時としては読みごたえのある書であったと思う。けど今となっては英語の指導者としては当たり前のこと過ぎて、新鮮味に欠けてしまって、正直面白くなかった。という訳で、最もふさわしい読者は「英語教育について何にも知らないけれども、自分の子どもの英語教育には熱心でありたい親」であると言える。良いことがたくさん書いてあるんだけど、個人的には、どうしても著者と相性が合わなかった。 ただそんな中でも、「英語が得意で指導者にまでなった人たちには、指導者側の視点でしか、授業が見えなくなっているのかもしれません」(p.222)という部分は、常に心に留めておきたいと思った。(2014/10/11)
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早期教育的な“英語教育”についての現状と課題点,親としての関わり方についてわかりやすく解説している。
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私はこの本は肯定的に読みました。悩みに悩んだ民間の英語教室の行く末。「英才教育はしていません!」と言い切っても、ビジネスで英語を使うお父さんたちが、納得してお月謝を惜しみなく払ってくださる、そんな英語教室作りを心がけたくて・・・。たくさんのエールをもらった本です。
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