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牛丼屋にて の商品レビュー

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2013/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

団鬼六の散文集。筆者の若い頃から最近の話までいろいろな短編の物語が書かれている。読みやすい文章で話が良く出来ていて、最後は綺麗に落ちる。そんな完成されている話の中に出てくる登場人物はみな人間味があって、しょうもなくイライラさせるような人ばかり。「私が人生で初めて出会った変人は父親かもしれない」と言ってるように、他の本でも筆者の人生にはよく変人が登場してくる。ふぐの毒を買いたりSM小説を生業にしていたり、怪しい街でバーを開いたり、自分から引き寄せているような気もする、類友とはそういうことだろう。そしてこの本好んで手にとってほっこりとしてしまう人もまた変人の一人なんだと思う。 どの話だか忘れたが「ただの老人の愚痴かよ!」とつっこみたくなる話も一話まぎれこんでいるので注意

Posted byブクログ

2011/06/15

戦時中の話などは、泣けるものでした。なんだか死んだじーちゃんを思い出させてもらいました。人間いくつになっても、いろいろだな。

Posted byブクログ