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暗夜行路(後篇) の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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前半と後半の間には、…

前半と後半の間には、10年間に及ぶ執筆断絶期間があります。その時間の重みを、読みながらひしひしと感じてしまうのです。

文庫OFF

(前編でも書きました…

(前編でも書きましたが・・・)複雑な家庭環境の主人公が織りなす迷いと葛藤の世界ですね!

文庫OFF

暗夜行路後編、なんと…

暗夜行路後編、なんといってもラスト。ここで終わるの!?彼はその後どうなるの!?と突っ込みまくりたい気持ちでいっぱいになれること間違いなしです。無理やり終わらせちゃったのかな?とも思いますが、聞くこともできないし(笑)この続きを誰か書いて欲しい…

文庫OFF

志賀直哉唯一の長編小…

志賀直哉唯一の長編小説。後篇にはかなり難渋したようで長年完結できずにいた。上巻と併せてどうぞ。

文庫OFF

2026/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名前ばかり聞いていて読んだ事がなかったので、読了しました。 ライトな「人間失格」的な内容でした。 内面の葛藤や微妙な人間関係の機微などが読み取れて、言語化するのが難しい「空気」がよく表現されていると思いました。 ただ、私小説ということで作者自身がモデルのようですが、ほぼ働いていない…というか前後巻を通してほぼ毎日遊び歩いている。 毎日毎日、友達やらなんやらと(当時の)芸妓さんが居る店に行って夜通し遊んだり、遊んだり、遊んだり…。 いくら内面で葛藤していても、こんだけ毎日ひたすら遊ばれて飲んで騒いでたら現代人には共感して出来ない。 極め付けは、子供が生まれて(1人目は産後間も無く夭折)、「俺は内面が葛藤しているから旅に出るよ」といなくなる。 現代だったらアウトだなあ。 旅先で世話になっているお寺が忙しくても、「役に立たないから、散歩でも行こう」とな。 世話ばかりさせてないで手伝おうよ。 最後は旅先で病を得て、奥さんが産後間もない子供を家に置いて(この時代はまだ粉ミルクがない)、旅先に看病に来て、「何があろうとこの人について行こう」 で、終わる。 現代の感覚では共感しづらかったです。 私が奥さんなら少なくとも、乗り遅れそうになった電車から突き飛ばされた時点で別れたい。 内面繊細な葛藤男の1人よがりにしか感じなかった。 あとどうでも良いけれど気になったのは、数々の名店が出てくるのだけれど、京都で大市(すっぽん料理屋)は名前を出していないのに、瓢亭(多分京都では1番高い)と左阿弥(八坂の料亭)は名前が出ているのは格が違ったのかなあと思いました。

Posted byブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後篇からは話の展開が出てきたので、読みやすくなった。主人公はありとあらゆる不幸を背負うことになったのでそれは気の毒ではあるが、なぜそんなにすぐキレるのかとか、「何が起きた?」みたいな性格や行動のおかしさがあまり理解できなかった(ex直子を電車から付き飛ばしたところ)。しかし鳥取の大山で浄化されるところは良く、悪い物全てが溶け去っていくような清々しさを感じて、最後まで頑張って読んで良かった、とは思った。しかし最後のこの浄化がなければ、読んでいてしんどい話かもしれない。そしてこの話では日本の各地を旅するので、自分も行きたくなった。そのため読み切ると案外いい話だったかもしれないと思った。また時間がたってから読んでみるのも良いかもしれない。

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2025/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

残り100ページ程度で連休を挟んだためか、前編のほうが楽しめたかも。主人公の謙作が大森での生活に失敗、京都で生活を始めたところから始まり、直子との結婚、子供の死、直子の浮気、謙作の鳥取旅と話は進んでいく。解説にあるように終盤の大山の朝焼けの描写が美しい。 最後、直子との蟠りが解けたのかわからないまま話が終わる。そこは読者に委ねられるところなのだろうが、謙作の心の移ろいに着目した小説なので、ある種の答えは欲しかった。

Posted byブクログ

2024/04/07

出生の経緯や子供の死、妻の不貞などを理性では乗り越えられたが、無意識的には怒りや悲しみを感じており、それが主人公を不安定にさせる。このようなコントロールできない部分を律しようと修行へ出た主人公が、最終的には自然という人によってコントロールされていないものに感動するのは面白いと感じ...

出生の経緯や子供の死、妻の不貞などを理性では乗り越えられたが、無意識的には怒りや悲しみを感じており、それが主人公を不安定にさせる。このようなコントロールできない部分を律しようと修行へ出た主人公が、最終的には自然という人によってコントロールされていないものに感動するのは面白いと感じた。またラストから、これは恋愛に限らず、心の解放の話なのではないかと思った。心を解放するとは相手のことを自分ごとのように思えることで、真に心が開かれれば、自ずと相手も同じように思ってくれるとのだという希望を感じることができた。

Posted byブクログ

2024/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ただただ暗く絶望的であった前篇に比べ、妻を見つけたり子供が生まれたりと変化のある後篇。一人目の子供が病気になるくだりや妻の不義理は判明するくだりは鬼気迫るが、全体的に展開はおとなしい(=純文学っぽい?)ので、武者小路実篤の「友情」や夏目漱石「こころ」に比べると、やや苦手。激烈に弱ったモラハラ夫を看病して共依存するラストシーンは何だか切なくなる(この点は流石名作)。

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2022/11/09

志賀直哉唯一の長編小説。夏目漱石から朝日新聞掲載のため執筆を勧められ、以後無筆の期間を含め25年をかけて完成した作品。この時代の作家の作品はなぜこう鮮やかで湿度があるのだろう。今の時代ほど物や出来事の多様性はなかったと思われるのに、いや、だからこそ文章に命が宿るのかもしれない。

Posted byブクログ