こねこのプティ の商品レビュー
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フランスの絵本ですね。 作者はアンヌ=マリ・ベアスさん。絵本作家。 絵はフィリップ・ゴーサンスさん。イラストレーター。 訳は石津ちひろさん(1953年、愛媛県生まれ)絵本ではお馴染みの方ですね。 パトリシアと こねこのプティは とってもなかよし。 パトリシアが いなかに でかけた るすに こねこのプティが いなくなりました。 大切なこねこのプティが何処かに行って、帰って来ない事を、お母さんから聞かされて、パトリシアは悲しみます。それでも、なんとか不安になる心を落ち着けようとします。パパもママも、そんなパトリシアを気遣い優しくしてくれます。 フランスらしい哀愁のあふれる、優しい物語ですね。パトリシアは悲しみはファンタスティックに彩られた「なみだ」が解決してくれます。 落ち着いた色調の穏やかな挿し絵が、パトリシアの悲しみと、夢と希望を包み込んでいます。 『たいせつなペットをなくした すべての人に捧げる やさしく不思議な物語』のコンセプトの絵本です。 パトリシアが元気を取り戻すのを、静かに見守りたい気持ちにさせてくれる、優しさのあふれる絵本ですね。
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