ホントは教えたくない儲かるネット通販の成功術 の商品レビュー
結局のところネット通販に(というか何にでも)王道は無いわけで、何か「これ」と決めた方針に従って進んでいって間違ったと思ったら修正してまた先へと進むしかない。PDAC(Plan Do Check Action)ですね。で、そういった意味で、この本の目次に「いまさら掲示板?」と「掲示...
結局のところネット通販に(というか何にでも)王道は無いわけで、何か「これ」と決めた方針に従って進んでいって間違ったと思ったら修正してまた先へと進むしかない。PDAC(Plan Do Check Action)ですね。で、そういった意味で、この本の目次に「いまさら掲示板?」と「掲示板は不可欠だ!」という真逆のふたつを見つけ、ちょっとにんまりしてしまった。この本、良いねと。 ネット通販で成功している人たちが、自分は何を信じて成功したかについて語っている本。当然のことを当然のように書いているだけだったりする部分もあるものの、当然のことを当然のように言うのは結構難しいわけで非常に参考になった。僕はサーバ管理やらWebアプリ作成を生業としているので、実際に僕らが作ったものを使う側の視点を見ることができたのも大きい。こういう人たちのために、もっと頑張りたいなと。ソフトウェア開発って、特に最近は効率効率で、まあ効率が大事なのはわかるのだけど、上げるのが効率だけだったら、この本の著者たちのようなお客さん(僕にとってはネット通販サイトを開業してる人ってお客さんなので)には、そっぽを向かれるだろうなとも思った。 とホメてばかりも何なので。この本、コラムの集合体のような構成なのだけど、各コラムの後にそのコラムを書いた人の名前が入っている。また、原稿中には「うちの商品の場合」みたいな言葉が何の断りもなく出てくる。が、そんなこと言われても、あんた誰だと。その筋じゃ有名かもしれんが、僕はその筋じゃないので。結局、巻末に各著者の紹介が掲載されていて、それ読むと「うちの商品」が神戸ビーフだったりってことがわかるのだけど、ちょっとわかりにくい。編集者がサボってるのが残念(2004/11/18)。
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