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高く遠く空へ歌ううた の商品レビュー

3.6

24件のお客様レビュー

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2014/08/08

義眼の少年ギーガンと仲間たち。 不思議なチカラと悲しい出来事。 不思議な町。 ?なとこもあったけど、いつもながら良い人ばかりが登場する優しい物語。 ちょいファンタジーで、ガッツリ入り込めなかった。

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2013/12/21

作者のデビュー作品の続編。 作者の方向性がみえる大事な作品ですね。児童文学と「東京バンドワゴン」の物語の下地を垣間見ました。 作者はイギリスに思い入れが有るようですが、ディケンズと云うよりもヘッセやトーマス・マンに近いように思います。 勿論、「タイムマシン」の作者やギッシングやド...

作者のデビュー作品の続編。 作者の方向性がみえる大事な作品ですね。児童文学と「東京バンドワゴン」の物語の下地を垣間見ました。 作者はイギリスに思い入れが有るようですが、ディケンズと云うよりもヘッセやトーマス・マンに近いように思います。 勿論、「タイムマシン」の作者やギッシングやドイルにも関心は及びます。作者の経歴があまり良く判らないのですが、基本的には漱石が言う物語の構成をシッカリと掴んで、舞台へ私達を導いてくれました。 この作品の続編もあるとしても、解決編は無いでしょう。文学は人間の深層を描き続けるから。

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2012/12/31

昨日読んだ『空を見上げる古い歌を口ずさむ』に続いて一気読み。 同じ“解す者”のシリーズなんだけど、39歳の語り手の回想譚としての前作に比べて、今回は少年の目を通しての作品である分、ジュブナイル小説風になっている。 昔の寄宿舎を利用した春合宿という設定で、純然たる寄宿舎生活ではない...

昨日読んだ『空を見上げる古い歌を口ずさむ』に続いて一気読み。 同じ“解す者”のシリーズなんだけど、39歳の語り手の回想譚としての前作に比べて、今回は少年の目を通しての作品である分、ジュブナイル小説風になっている。 昔の寄宿舎を利用した春合宿という設定で、純然たる寄宿舎生活ではないものの、ちょっと『ポーの一族』なんかに出てくるギムナジウムをイメージさせる。 ただ、しょっちゅう抜け出しているので、少年達が話し合う場としてくらいの意味しか持っていない感じで、せっかくの舞台設定なのにちょっと勿体ない感じもする。 ギーガンと母親の関係の真相とか、ちょっと消化不良な部分もあり、作品としては前作の方が面白かったかも。

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2012/11/01

〈内容〉ぼく、また死体を見つけてしまったんです。これで10人目なんです。高くて広い空に囲まれた街で起きる不思議な事件。少年・ギーガンは知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていく。第29回メフィスト賞受賞作家が放つ会心作。

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2012/02/22

「空を見上げ…」の続編です。 ニックネームはギーガン。義眼だから…。 不思議と死体に遭遇してしまう少年。 「空を見上げ…」の続編ということは最後まで読まなければ気が付かないかも…ね

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2011/02/22

通算10人目の死体を見つけてしまった少年ギーガンと 寄宿生活の仲間達が 事件の謎を追う。 小路さん特有の雰囲気のある世界にもだいぶ慣れてきた。 オモワセブリな表現もそんな世界観かと読み進めたら 巻末を見たら前作とリンクしてる模様。 そちらも読まねば。 【図書館・初読・2/22...

通算10人目の死体を見つけてしまった少年ギーガンと 寄宿生活の仲間達が 事件の謎を追う。 小路さん特有の雰囲気のある世界にもだいぶ慣れてきた。 オモワセブリな表現もそんな世界観かと読み進めたら 巻末を見たら前作とリンクしてる模様。 そちらも読まねば。 【図書館・初読・2/22読了】

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2010/10/30

ぼく、また死体を見つけてしまったんです。これで10人目なんです。高くて広い空に囲まれた街で起きる不思議な事件。少年・ギーガンは知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていく。第29回メフィスト賞受賞作家が放つ会心作(「BOOK」データベースより) そうかなそうかなと思ってはいたけ...

ぼく、また死体を見つけてしまったんです。これで10人目なんです。高くて広い空に囲まれた街で起きる不思議な事件。少年・ギーガンは知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていく。第29回メフィスト賞受賞作家が放つ会心作(「BOOK」データベースより) そうかなそうかなと思ってはいたけれど、やっぱりこれ「空を見上げる~」の続編の方だったのね。先にこっち読んじゃったよ。 中身は丘の上から虹がきれいに見える町、そこで起きる事件と人間模様を描き出したもの。 続編として書かれたからなのかそうでないのか、なんとなく設定の曖昧さ&説明不足な感じを受けました。「空を見上げる~」を読めばすっきりするのかなぁ? ギーガンや柊さんなどの淡々とした性格のキャラクターは好み。 ルーピーの無言で語られる友情も好もしいな。 ストーリーの方も、描きだしもワクワクさせられたので、かなり期待したのだけれど・・・、ラストあたりがややぐだぐだ。そこがおしいなぁ。 全体的に好みの話なんだけど、「あぁ面白かった」とすんなり受け止めることができなかったのが残念でした。

Posted byブクログ

2010/10/06

1作目があることを知らないのに読んでいたせいでまったく意味がわからなかった。 1作目読んでから読み直したい。

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2010/08/26

10人目の死体を見つけたギーガンがその謎に迫る。 期間限定の寮生活っていうのがとても魅力的。 パルプフィクションシリーズだって見落としていたから 最後はそう来たか!という印象だった。 なんとなくいしいしんじの登場人物が 恩田陸の世界にいるみたいな感じがした。

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2010/10/12

「悲しいことはたくさんあった。でも、楽しいことだって、これからたくさんあると思う。」 優しく暖かい物語。 前作を同じ流れだった。 ドキドキは以前のものほどないけれど、それでも惹き付けっぷりは秀逸。 夢中になって止まらない。 しかし、これは諸刃の剣で、近々に所謂説明でもある前作...

「悲しいことはたくさんあった。でも、楽しいことだって、これからたくさんあると思う。」 優しく暖かい物語。 前作を同じ流れだった。 ドキドキは以前のものほどないけれど、それでも惹き付けっぷりは秀逸。 夢中になって止まらない。 しかし、これは諸刃の剣で、近々に所謂説明でもある前作を読んでいるからこそ、分かる部分も多くあるのだ。 もし、こっちを先に読んでいたら、分からない部分がたくさんあったと思う。 それでも、この世界が好きだなぁ、と思う。 もう続きはないのかな。 彼らの活躍をまた読みたい。 【7/2読了・初読・市立図書館】

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