失楽の街 の商品レビュー
篠田真由美の小説は、どうにも女流作家の悪いとこばっかり目立つというか、耽美系というか。 男性は現実離れした、パターンを踏んだ「キャラクター」なのに、女性が妙に現実っぽいつまんない人物というか生きてないというか。 建築探偵シリーズは建築物へのこだわりが面白くて読んでるので、脇役の...
篠田真由美の小説は、どうにも女流作家の悪いとこばっかり目立つというか、耽美系というか。 男性は現実離れした、パターンを踏んだ「キャラクター」なのに、女性が妙に現実っぽいつまんない人物というか生きてないというか。 建築探偵シリーズは建築物へのこだわりが面白くて読んでるので、脇役の薬師寺香澄こと蒼(大体このニックネーム自体が嫌)関係の外伝シリーズは読んでないんですけれど。関係もないのにやたら蒼とその友人とのエピソードを引っ張ってくるのがうっとおしい。コアな「篠田ワールド」のファンには嬉しいでしょうけども、それだと女性読者しかつかないんじゃないですかね? それとも、もともと「そっち系」な作家だから問題ないのかしら。 ミーハーなキャラクターノベルはどうでもいいから、ミステリをしっかり読ませてよ。
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