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スタバトマーテル の商品レビュー

3.2

20件のお客様レビュー

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2011/06/12

恋愛×ミステリーってあんまないかも?ミステリーとしての展開はよめるストーリーだけど人間の感情が怖かった。

Posted byブクログ

2011/02/05

あがり症声楽家は神様からその声をもらった。 神様のための美しい声。 神様の気まぐれ。 そこが凄い好きだったなぁ~ あとはいまいち。 母親の言いなりの版画画家の大地より、西のが良い男だったし。 ただの恋愛でなくミステリ仕立てなのが近藤さんらしかったけれど、これは短編小説でミステ...

あがり症声楽家は神様からその声をもらった。 神様のための美しい声。 神様の気まぐれ。 そこが凄い好きだったなぁ~ あとはいまいち。 母親の言いなりの版画画家の大地より、西のが良い男だったし。 ただの恋愛でなくミステリ仕立てなのが近藤さんらしかったけれど、これは短編小説でミステリ抜きで綺麗な話にして欲しかったな。 ありがちなオチに見事に騙されたのは内緒。 僕ほどミステリ作家に優しい読者はいないんじゃないか…

Posted byブクログ

2011/01/22

緊張症の声楽家とマザコンの版画家。 音楽と美術を織り交ぜながら、家族や友人・恋人を巻き込んで進むミステリー。

Posted byブクログ

2010/06/06

恐らく結構前の作品だと思うのですが、近藤史恵さんの作品は過去に遡るほど痛々しい色合いが強い気がします。 本作も、読んでて痛いところがありました。それはもちろんカタカナで書くイタいではなくて、読み手に突き刺さるという意味で、こちらが感じる痛さのことです。 愛情の形について考えさ...

恐らく結構前の作品だと思うのですが、近藤史恵さんの作品は過去に遡るほど痛々しい色合いが強い気がします。 本作も、読んでて痛いところがありました。それはもちろんカタカナで書くイタいではなくて、読み手に突き刺さるという意味で、こちらが感じる痛さのことです。 愛情の形について考えさせられるような描写があるのですが、例えば親子の愛情なんてものは、無条件に絶対のものだから、しばしば歪んでしまったりもするんでしょうか。 近藤史恵さんが描く人間の内面の描写が僕はすごく好きなのですが、本作も最初からぐっと引き込まれて、一気に読んでしまいました。 時代考証的にまだ携帯電話が無く、例えば作中で嫌がらせを受ける際に固定電話に対しての嫌がらせがひどく有効だったり、テレクラが一般的だったりもするのですが、そのあたりは、その時代を知らない方々にはぴんと来ない事柄かもしれません。そういう意味でも、大人向けなのかもw 僕はとても好きな一作です。

Posted byブクログ

2009/12/16

 歌を歌えない声楽家と、母親なしでは作品を作れない版画家の物語。  話としてはいろいろ気になることはあるんだけど、この小説のヒロインは実に面白かった。

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2009/11/23

 スタバトマーテル=哀しみの聖母。  才能にも美貌にも恵まれているのに、本番で歌えない、りり子。そして、自分のために犠牲になった母親の束縛から逃げられない、天才版画家の大地。そんな二人のラブストーリ。うん、ミステリー色もあるけど、私はラブストーリーに読んだ。が、欲求不満も残った。...

 スタバトマーテル=哀しみの聖母。  才能にも美貌にも恵まれているのに、本番で歌えない、りり子。そして、自分のために犠牲になった母親の束縛から逃げられない、天才版画家の大地。そんな二人のラブストーリ。うん、ミステリー色もあるけど、私はラブストーリーに読んだ。が、欲求不満も残った。  結局、リリ子の歌えない理由、つか、それを乗り越えようとする姿勢はなく(心情的にはそれも致し方ないと思えるのだけど)束縛される大地の必然性もない(理由としてはあるけれど、それで納得しろというのも、無理ではないかと思う) 曖昧さが、読了後にいつまでもまとわりつく。  スタバトマーテル、大学時代に私も歌った。  もしかすると、あの切なさ、手を伸ばしてもどうしても、届かないもどかしさ、悲しみ、そんなものを歌を通して知っているから、それを通奏低音に使ってるゆえに、↑のように思うのかもしれない。  …音楽を素材に使うのも難しいね。

Posted byブクログ

2009/10/07

頼まれて歌った場所で、なぜかこちらを見ていた男。 有名らしい男と知り合い、そのまま恋愛へと発展したのに…。 女性特有のねっとりとした感じと、焦りと思考。 多分そうなのだろう、と半分くらいは分かったのですが 完全に騙されました…。 ちょっとこれは哀れでなりません。 どちらに? と...

頼まれて歌った場所で、なぜかこちらを見ていた男。 有名らしい男と知り合い、そのまま恋愛へと発展したのに…。 女性特有のねっとりとした感じと、焦りと思考。 多分そうなのだろう、と半分くらいは分かったのですが 完全に騙されました…。 ちょっとこれは哀れでなりません。 どちらに? と聞かれれば、さぁ? と答えますが。

Posted byブクログ

2009/10/07

恋愛小説なのかミステリーなのかちょっと迷って、やっぱりミステリー。主人公の女の人に共感が持ててしまうのはまずいんだろうか。幸せなのかそうではないのかは、その人次第なんだろうなぁ。 2008/9/4

Posted byブクログ

2009/10/04

読みやすいしテンポいいし語数も少ないのに,ストーリーテリングが凄く巧み. 時期は逆だけど,サクリファイスにちょっと似てるかな,と.

Posted byブクログ

2009/10/04

スタバトマーテル、聖母マリアをうたった聖歌。 母の愛、女の愛。 あまり好みじゃないんですが、すっきりするラストではありました。

Posted byブクログ