片付けない作家と西の天狗 の商品レビュー
1996年~2004年に書かれた短編、中編小説と、書き下ろしの表題作で構成されている。 私小説に幻想が融合していて、作者の発想力と筆力の確かさを感じる。 さらに、後書きが壮絶。 文章は冷静なのに、嵐のような感情が私の中にも入り込んでくる。 凍りつきそうな気持ちになりながら読み終...
1996年~2004年に書かれた短編、中編小説と、書き下ろしの表題作で構成されている。 私小説に幻想が融合していて、作者の発想力と筆力の確かさを感じる。 さらに、後書きが壮絶。 文章は冷静なのに、嵐のような感情が私の中にも入り込んでくる。 凍りつきそうな気持ちになりながら読み終えた
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笙野氏をめぐる純文学論争+短編。論争については、全然知らなかったので(wikipediaで調べたが)、読者的にはかやの外。おもしろいもおもしろくもない。「越乃寒梅泥棒」はまぁよかったが、表題作含めなんだかよくわからない。他の作品を読んでない方は読んでも意味がないだろう
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この人の作品は何を読んでも全方位戦闘的な体勢に恐れ入る。 そして突き抜けた悪意が芸術に純化されるのだ。
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短編集。笙野氏といえば、文学に関する論争を思い出すのだが、そのイメージとはかけ離れた文章で、そのギャップがすごく面白く感じた。
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