欲しいのは、あなただけ の商品レビュー

小手鞠るい(著者)

2024/08/01

学生時代に呉服展示会の現場設営のバイトやってて鐘木、衣桁を扱ったので、はじめの場面は懐かしかった。だが相手男のモンスターぶりには驚いた。

2017/08/31

ある女の恋愛物語。綺麗な恋愛小説ではない。

主人公の女の欲は止まることを知らない。
溢れる欲のまま、愛する人に溺れる女の姿は酷く痛い。しかし、その”痛さ”にのめり込んでしまう。そんな感覚に囚われた。

この主人公ほど、恋に生き、恋に溺れるような生き方を、現代のどれだけの人ができるだろうか。愛する「あなた」が欲しいという欲に、どれだけ素直になれるだろうか。

物語自体にもスピード感があり、読み始めたら進む手が止まらない。だが、読むにつれ此方がどんどん辛くなる。
終わった後に胸に残ったどうしようもない切なさがまた愛おしい、そんな一冊だった。

2017/04/05

＊支配欲をむき出しに、ときに力で組み伏せる「男らしい人」と、家庭を持ちながらもひたむきに愛してくれる「優しい人」。ひりひりするほど熱い言葉で書かれた、痛いほど切ない、ふたつの恋。熱く、痛く、切ない、究極の恋愛小説＊

恋愛依存症のおんなおんなした主人公に全く共感出来ない。ここまで来ると気味が悪いし、同性として嫌悪感しかない。なのに、わかってしまう。あなた自身になりたい、と言う究極の願いが。大嫌いなのに、圧倒的な筆力に完敗です。

2012/07/06

2012.7.5読了。
かもめは男らしい人と優しい人を愛した。怖いくらいに。壊れていた。
最後すっきりしなかった。
話が恋愛だけになると、おもしろい！とかではないし、共感もできない。

2011/11/06

主人公かもめが愛したのは、男らしい人と優しい人。
ふたりの男性の名前も出てはくるのだが、
一貫して男らしい人と優しい人で通している。

どちらの男性のことも狂おしいほどに愛したかもめ。
しかし最後に別れを告げるのは、なぜか自分からなのである。

別れを告げられた男性は驚くというより、呆気にとられる。
あまりにも突然すぎる別れ…
それが愛なのか？

絶賛された作品らしいが、
かもめの別れに至る気持ちを理解することは難しかった。

2010/06/30

いい年こいた女性が恋愛に振り回されてぐじぐじねちねち、そのくせオセンチ気取ってるような本が私は嫌いです。

2010/03/19

2010/03/17 ごめん、どっちの男も無理。キャラ設定にも展開にもリアルな苛立ちが募るということは、文章はかなり力があるということか。でもやっぱり納得はできないので★減らす。

2009/10/04

恋と女は怖いね。

わからなくないけどなりたくない。

んー、これはこれでいい人生かなぁ。

2008.2

2009/10/04

怖いくらい恋にまっすぐな女の人の話。絶対そんな風には生きられないし、生きたいとも思わない。けれど羨ましいとも思う。

2009/10/04

自分を見失うほどひとりの人に溺れ、その結果で全てを失っても構わない。
そんな愛に生きる女性のお話。