だれが「音楽」を殺すのか? の商品レビュー
まさに迷走しているとしか思えない音楽業界。 そこで何が起こっているのか? 何が問題なのか? 消費者と言うより音楽ファンの立場から捉えた本 この本が出てから音楽業界に変化が、そして光明が見えてきたのは偶然か?!
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現在、「音楽」が直面している問題について、分かりやすく説明している。CCCDや輸入権の問題について論じている、ほとんど唯一の書ではないか。ただし、内容は既にネット上などで明らかになっていることばかりで、いわゆる「新事実」はなく、少々物足りない感じではある。
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音楽好きの友人たちと話をしていて気が付くのは、CCCDの問題にしても、iTunes Music Storeが日本で始まらないことにしても、みな結構あいまいな認識を持ったまま話をしていることが多いってことで、それじゃあ話は行き違いになったままで噛み合わない。この本では音楽業界のいま...
音楽好きの友人たちと話をしていて気が付くのは、CCCDの問題にしても、iTunes Music Storeが日本で始まらないことにしても、みな結構あいまいな認識を持ったまま話をしていることが多いってことで、それじゃあ話は行き違いになったままで噛み合わない。この本では音楽業界のいまをとりまく現状を取材して、ありのままを提示することで、ユーザーが議論を築いてゆく足がかりを作ろうとしている。いち音楽好きの立場を貫いて「この現状を伝えたい」という意図で書かれていることに共感するし、それだからこそ一人でも多くの音楽好きに「いま」読んでもらいたい本です。(041018)
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エイベックスとソニーがCCCDから撤退するという成果を勝ち取る大きな力となったのは、津田さんをはじめとするネット上での取り組みではないでしょうか?音楽業界をめぐってこの間問題となっているファイル交換ソフト、CCCD、輸入権等の問題を考える際にとりあえず前提として最低限おさえておく...
エイベックスとソニーがCCCDから撤退するという成果を勝ち取る大きな力となったのは、津田さんをはじめとするネット上での取り組みではないでしょうか?音楽業界をめぐってこの間問題となっているファイル交換ソフト、CCCD、輸入権等の問題を考える際にとりあえず前提として最低限おさえておくべきことが判りやすく書いてあります。すばらしい。
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『だれが「音楽」を殺すのか?』。その略称を何とするか。 元祖“本コロ”に因むなら、やっぱ“おんコロ”かなぁ。著者自身は「音殺(おところ)」と称しているようですが(“ほんコロ”と“おんコロ”じゃ音だけで区別できないから、“おとコロ”とした判断は全然間違っていない)。 そうそ...
『だれが「音楽」を殺すのか?』。その略称を何とするか。 元祖“本コロ”に因むなら、やっぱ“おんコロ”かなぁ。著者自身は「音殺(おところ)」と称しているようですが(“ほんコロ”と“おんコロ”じゃ音だけで区別できないから、“おとコロ”とした判断は全然間違っていない)。 そうそう、肝心の本の内容に触れてなかった。 音楽業界にまつわる論点をあぶり出している決定版書籍と言える。この種類の本が他に無いこともあって、ただ一冊 孤高の存在でもある。出版物の形でまとめられたものとして ひとつの到達点であり、これから この種の論点について語られていく上で出発点となるべき存在だろう。価値のある一冊ですよ、これは。 各章、時系列をふまえつつの解説が読みやすいし、年表まで用意されている。主に扱われているのは、輸入権問題・ 「CCCD」 ・「違法コピー」・音楽配信について。 この本は、基本的には『音楽配信メモ』その他で述べられている内容をまとめたものと言っても良く、既読の情報が結構多い。だからおのずと新ネタの方に目が行くわけなのだが、私が読んでいて一番の“目玉”と思えたのは高橋健太郎氏へのインタビューだ。私が今まで「輸入権」問題ばかりを追ってきたのもその理由か。 高橋健太郎氏自身も Weblog を運営しており、その思うところはそこで述べられている。にも関わらず、ページをたっぷり取って(聴き手の津田氏とともに)話の流れに気を配っているためか、このインタビューにおいても新味のある話が結構出てきているのだ。 読みどころは、輸入盤規制反対運動に対する氏の冷静な視点、反対運動の「広告代理店業」を買って出るにあたっての作戦、特に本人が「マキャベリスティック」と評する割り切り方、辛辣にならざるを得ない音楽業界の未来について、そしてその中でのひとつのアイディア──といったところか。 終章も強烈な印象を残す。論点を絞って落ち着いて述べていた他章とは様子が異なり、そこで述べられなかった他の問題点、最新情報、そしてその展望に著者の思いと、盛りだくさんで密度の濃い内容だからだ。畳み掛けられるかのようだ。 最初とラストの節の題も心の琴線に触れる。「今でもトランジスタラジオは『キミの知らないメロディ』をキャッチしているか?」「コピーコントロールはハートにある」。いずれも元ネタのあるフレーズではあるが、音楽ファンの在り方を謳い、終章にふさわしいものだ。 津田大介様。 堪能させて戴きました。 たぶん今後も使わせていただきます、この御本。 暇人#9 拝
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『音楽配信メモ』でお馴染みの、「津田大介」さんの書籍です。cccd、著作権について書かれています。avex、sonyがcccdを撤退させる思考を見せている中発売されたこの書籍。輸入権問題についても詳しく描かれています。
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CCCD・輸入権問題やP2P・iTMS等、現在の音楽業界の状況が判り易く書いてあります。各々アーティストの声もまとめてあったり。 CCCD弾力化を辿る今だからこそ読んでみませんか?
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音楽業界の今がわかる重要な本だと思う。輸入権などの少し難しい話もとてもわかり易く書かれていて、読みやすかったです。
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CCCDが何かよくわからない人。 輸入盤結構買う人。 音楽を愛する人。 とりあえず読んでみましょう。
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