心理療法個人授業 の商品レビュー
とても読みやすくわかりやすい。「おまけの講義」として「関係性の回復」について語られているが、このことだけで一冊の本にしてほしいと思うほど大切なことが書かれていると思う。
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精神薬、心理療法、行動療法どれが当てはまるかわからないが、トライすべき。 本来人間は自分をよくしようと、問題解決能力を持っている。 アドバイスを与えてしまうと聞きたくなくなる。 以上3点は学べましたが、全体的にわかりにくく、同じ主張を繰り返しているような印象を感じました。
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「村上春樹 河合準雄に会いにいく」以来、河合先生のおっかけ?です。個人のご著書は高尚すぎて歯が立たないこともありますが、対談形式のものはわかりやすくていいですね。南伸坊さんのお顔しか存じませんでしたが、鋭い観察眼と頭良い方なのですね。特に誰の書いたものという表示がなかったので時々...
「村上春樹 河合準雄に会いにいく」以来、河合先生のおっかけ?です。個人のご著書は高尚すぎて歯が立たないこともありますが、対談形式のものはわかりやすくていいですね。南伸坊さんのお顔しか存じませんでしたが、鋭い観察眼と頭良い方なのですね。特に誰の書いたものという表示がなかったので時々どちらの書いたものなのかわからなくなるほど、鋭い指摘が多々あったのが印象的。中でも「物語がミソだった」の章は目からうろこでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやはや、心理とは難しい難しいとは思ってはいたが、改めて分からないことだらけだと痛感。ただ、その「分からない」と言う河合隼雄の言葉には深みが感じられた。 「発見的に分かる道をともにするためには、”分からない”と自覚する謙虚さが必要だが、これはまったく自身がないのとは異なる。自信がないのはハナからまったく分からない人である。”分かる”に分からないをつなぐ人は分かる自信と分からない謙虚さを持ち合わせている」 つなぐ。大事なことだと思います。下線引いたり太字にできるならそう表示したいです。 全てはわからない。分かる部分に分からないをつなげて分かろうとすることが臨床心理士の仕事だと河合隼雄は言う。臨床心理士の仕事とは何か?-100人の臨床心理士に聞けば100通りの答えが返ってきそうである。自分の中で、この答えはその一つ目として心にしまっておくことにします。 それにしても、この河合隼雄の本をもっとたくさん読みたくなってきた。(この本は河合隼雄だけが書いた訳じゃないですが・・・南しんぼうさんのかいた部分もおもしろかったdす、もちろん。)次は「人の心はどこまでわかるか」に挑戦してその後色々読み込みます。
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ガロの編集長とユング派心理療法家の対談。 よく僕が使う言葉で ナンバー1は「少女」ですけど、 ナンバー2は「こころ」です。 「こころ」ってなんだろう。 「人の心ってどこまでわかるのですか」 と質問されたときに、 心理療法家の河合隼雄先生は 何と言ったと思います...
ガロの編集長とユング派心理療法家の対談。 よく僕が使う言葉で ナンバー1は「少女」ですけど、 ナンバー2は「こころ」です。 「こころ」ってなんだろう。 「人の心ってどこまでわかるのですか」 と質問されたときに、 心理療法家の河合隼雄先生は 何と言ったと思いますか? 人の心理を治療しているしている 心理屋さんはどのように答えたでしょうか。 A.「わかってたまるか(笑)」 あらためて思うとそのとおりですよね。 それがわかってない人が多いと思いますけど 僕だけでしょうか。
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ユング派の第一人者、心理療法士の河合隼雄さんに南伸坊さんが生徒として入門するような本です。南さんの素人ぶりは、ほんとうにまっさらなくらいのものなので、何も知らない読者が読んでもついていけますが、そのぶん、深みにかけるところがあるかもしれません。
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最近、はまってる河合隼雄の本。 この本は入門本とはいえ、 まるっきり知識がない分野なので 毎日少しずつ読んだ。 河合隼雄の本を読んでから 臨床心理士とかカウンセラーの仕事って おもしろそうと勝手に思っていたけど この本を読むと、本当に大変そうで、 ストレスのたまるお仕事。。。 人...
最近、はまってる河合隼雄の本。 この本は入門本とはいえ、 まるっきり知識がない分野なので 毎日少しずつ読んだ。 河合隼雄の本を読んでから 臨床心理士とかカウンセラーの仕事って おもしろそうと勝手に思っていたけど この本を読むと、本当に大変そうで、 ストレスのたまるお仕事。。。 人間の幅とか経験とかも不可欠だよなあ。 それにしても、毎回思うことだけど 河合隼雄は本当にユニークで この本もとてもおもしろかった。 生徒役の南伸坊のつっこみもするどくてよかった。
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心理療法…というか、臨床心理学というものに対して抱いていた疑問について、いくつかの解答が得られた。 心理療法、精神分析、カウンセリング…似て非なるものの違いと共通点や、「心理学は科学なのか?」についての回答、どれも興味深かった。 南伸坊の質問は実によいところをついている。僕が以...
心理療法…というか、臨床心理学というものに対して抱いていた疑問について、いくつかの解答が得られた。 心理療法、精神分析、カウンセリング…似て非なるものの違いと共通点や、「心理学は科学なのか?」についての回答、どれも興味深かった。 南伸坊の質問は実によいところをついている。僕が以前から疑問に思っていたところを聞いてくれている。 臨床系の友人と会うときに、さーっと読み返したい本だな。
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なんとなく、再読。 どちらの方も基本的に好きなんです。 ただ、どちらも一見のらりくらりとしているので結果、この本はのらりくらりとしております。答えはこの本では見つからないです。きっと。
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人の心ほどよくわからないものはないと思うけど、でも、だからこそ何がどうなっているのか知りたい。で、いつものように河合先生の本を読み、結局「わかってきたこともあるけど、わからないこともありますなあ」とか言われてしまうわけなんだが、それがまた心地よいという不思議。
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