古本・貸本・気になる本 の商品レビュー
作家であり、古書店主でもある出久根達郎による本にまつわる随筆集。一篇は1から4頁と割合に短くてすいすい読める。何が心に残るというほどでもないのだけれど、淡々とした語り口が小気味よくて、ぼんやり目で追うだけでも脳に音が心地よい。本を読みたくなるというよりは、日本語の気持ちよさを思い...
作家であり、古書店主でもある出久根達郎による本にまつわる随筆集。一篇は1から4頁と割合に短くてすいすい読める。何が心に残るというほどでもないのだけれど、淡々とした語り口が小気味よくて、ぼんやり目で追うだけでも脳に音が心地よい。本を読みたくなるというよりは、日本語の気持ちよさを思い出させてくれる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
古書店主で作家の出久根達郎の、古本・貸本・新刊本など、さまざまな本への思い、本にかかわるエピソード満載の、本の魅力を凝縮したすべての本好きに贈る最新エッセイ集。気になるお客さんの寸描なども素敵な一冊。(アマゾン紹介文) 方々のエッセイをまとめた一冊。軽い筆致でさらさらと読めるので、古本好きなら一読の価値はあり。 なんだけど、まぁ見本のような「今どきの若いのは」かつ「新古書店ってのは」という主張なので、前半はちぃときつかった。
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出久根さんの小説やエッセイは肩肘張らずに読めるのがいい感じなんですよね。御書物同心日記シリーズは古本好きにとっては堪らない匂いを感じさせてくれるんですよ。その他の昔話を題材にした津波の話なども楽しめます。
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