宇宙はこうして誕生した の商品レビュー

佐藤勝彦(著者)

2019/09/08

前半は、「インフレーション理論」の提唱者として知られる著者が、宇宙のしくみについてわかりやすい解説をおこなった講演を収めています。後半は、惑星科学の研究者である松井孝典との対談です。

前半の講演では、「人間原理」にまで言及しながら、現代の宇宙論が取り組んでいる問題の広がりと、柔軟な発想によってブレイク・スルーがもたらされる可能性に対する期待が率直に語られています。後半では、現代の生物学が「地球生物学」という限定されたものにすぎない可能性があると主張する松井とともに、宇宙と生命の謎についてラディカルな議論が提出されています。

また巻末には、宇宙と生命にかかわる研究をおこなっている海部宣男、井田茂、的川泰宣の三人による、文章が収録されています。

2013/09/01

素粒子論と宇宙物理学の繋がりが少し分かったような気がした。
宇宙というのはスケールが大きいだけあって研究にロマンがあるなぁと思った。

2012/06/13

私の好きなジャンルの宇宙論宇宙ができてから143億年だそうな。近代科学なんてたかだか100年の中での見解です。今からあと100年経ったらあの時の宇宙論がいかに幼稚だったのかと言われちゃうんでしょうね。
その割に人間の価値観は4000年経ってもちっとも進化してないように思えるんですが、、、

2010/06/13

［　内容　］
宇宙創成から最新の宇宙研究まで。
２時間でたどる１３７億年の歴史。

［　目次　］
第１部　宇宙の創生そして未来（宇宙はいつ始まったか？；宇宙誕生のシナリオ；宇宙論の現在と未来）
第２部　ＤＩＳＣＵＳＳＩＯＮ　人間原理の宇宙論（生命とはなにか；パラダイムを超えて）
第３部　宇宙における生命、人間（太陽系外の惑星の発見―唯一ｖ．ｓ．多世界論；人類はなぜ宇宙をめざすのか；二十一世紀の天文学―もうひとつの地球と宇宙生命）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］