ひかりのあめ の商品レビュー
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一文一文が短くて、普段比喩表現を たっぷり含んだ長文を好んで読んでいる せいか、意識がその都度ぷつん、と 途切れてしまって。 なかなか集中できなかったなあ。 兄妹って、確かにある時から変わって しまうものだと思う。 ずっと一緒ではいられない。 姉弟はいいと思うの。 お姉ちゃんは、母親みたいにいつまでも 弟の世話を焼いたり構ったりしてもいい と思うの。 でも兄妹は別。 いつか離れるときが来る。 それが、うまくできなかったの、 レックスとマリーナは。 ただ、それだけ。
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これ、レビュー書くのがなんだかもったいなく感じてしまう。そのくらい言葉が綺麗で面白い。きらきらしてる。ここで私があーだこーだ書く程に読了後の色々な感覚が逃げていってしまうだろう。分かりやすいくらい海外ものではあるが、同時に失ってしまいがちな感情や嫌な思いを綺麗に言葉にしている。英...
これ、レビュー書くのがなんだかもったいなく感じてしまう。そのくらい言葉が綺麗で面白い。きらきらしてる。ここで私があーだこーだ書く程に読了後の色々な感覚が逃げていってしまうだろう。分かりやすいくらい海外ものではあるが、同時に失ってしまいがちな感情や嫌な思いを綺麗に言葉にしている。英語版を読んだわけではないけれど、翻訳は相当大変だったんじゃないかと思ってしまった。発売当初、表紙に惚れて読んでみたが、今読んでも全く色褪せず、きらきらと輝いてくれる。お気に入り。
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何度読んでも私の心を掴んで離さない。単純なラブストーリーでもなければ、やるせないバッドエンドと言い切ることもできない。うっすらと霧がかった切なさが続いたあとに、とらえようのないキラキラが残るお話。
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兄妹の話。惹かれ合わずにはいられないけど叶うはずもなく、苦しさが胸に迫る。生まれ変わりの話をするくだりは、ほんとにせつなくなった。
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読みやすく、一気に読み終えることができる物語。通して読んだのはこれが二回目になりますが、何度読んでも読み終えた後の切なさは変わりません。結ばれてはいけないふたり、この結末に、胸が締め付けられました。
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通して読んだのは、私が大分前のことですが、時々適当なページを開いては読み、途中なのにおもむろに本を閉じてしまえる。詩のような文章と、それによく合った表紙。この作家を誰かに薦めるときはまずこれを手渡します。
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とても美しい文章。すぐ読み終わってしまったけど、胸が一杯になってもっと長い話だったように感じた。 ほんとに切ないけどすばらしい作品だと思います。
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原題(「荒地」)の方が良いのではないかと。雰囲気は出ているけど。一人称が全部同じな、原文(英語)のほうがよいのでしょうが、けっこう新鮮で面白かった。 ----- 再読したら泣いてしまった。原文で読みたい。
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リア・ブロックは死に向かって突き進んでいるように見える。他の本の訳者後書きにそんな言葉が綴られていた。その言葉を実に実感させられる邦訳最新作(07年現在)。 どこまでも純化された文章で綴られた、直接心に迫るようなピュアな感情、歓喜、そして苦悩。一人の人間のように深く結びついた二つ...
リア・ブロックは死に向かって突き進んでいるように見える。他の本の訳者後書きにそんな言葉が綴られていた。その言葉を実に実感させられる邦訳最新作(07年現在)。 どこまでも純化された文章で綴られた、直接心に迫るようなピュアな感情、歓喜、そして苦悩。一人の人間のように深く結びついた二つの魂がそれ故に引き裂かれた傷み。けれど、リア・ブロックの主人公は儚いだけではなく、いわば再生の苦しみをくぐり抜けていく。心が疲れた人に、ぜひ手に取って頂きたい一作。
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惹かれあった兄妹の話。 文章の一文一文がすごく綺麗! 悲劇的な結末に終わってしまったけどもしレックスが生きる道を選んだとしてもこの二人ならきっと苦しんでも自分なりに答えをだして最後には幸せになったと思う。 私もこんな素敵なお兄さんが欲しい!
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