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ロボットの時代 決定版 の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2015/06/02

アシモフの「われはロボット」しばらく前に読んだ。 ロボット三原則の人と子供の頃から漫画で知ってはいた。ロボットをフランケンシュタインの怪物にしたくなかったというのは本当だろうけれど、『三原則縛り』のお蔭でアイデアに困らなかったという面も大きいだろうと思う。 「われはロボット」は...

アシモフの「われはロボット」しばらく前に読んだ。 ロボット三原則の人と子供の頃から漫画で知ってはいた。ロボットをフランケンシュタインの怪物にしたくなかったというのは本当だろうけれど、『三原則縛り』のお蔭でアイデアに困らなかったという面も大きいだろうと思う。 「われはロボット」は大叙事詩だったが、編集が上手かったというか、並べ方が良かったんだな。本篇のロボットは無暗に従順だったり、木偶の棒だったり、…。ホラ話と思える一遍もあり。 「お気に召すことうけあい」が面白かった。短編で一寸状況説明が足りないので、最初は入りづらかったが。人間そっくりのロボットが傍にいたら、…。やっぱり怖いかな。それでも、違った感情を持つこともあるんだろうか。 フランケンシュタイン・コンプレックスをテーマにした作品が多い。「校正」の「書物というものは著者の手で創造されるべきものだ、」というのは作者の本音だろう。ロボットにユートピアばかりを観ているわけじゃないんだ。

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2011/09/16

文句無しのロボット聖書  われはロボット[決定版]に続くロボット短編集。  ロボット、もしくは人工知能が関係するすべての作品にとって聖書とも言えるプロットが満載の作品集だ。  もちろん、それぞれの作品は古い。しかし、さまざまなタイプのロボットを題材とした作品は、いずれも短編...

文句無しのロボット聖書  われはロボット[決定版]に続くロボット短編集。  ロボット、もしくは人工知能が関係するすべての作品にとって聖書とも言えるプロットが満載の作品集だ。  もちろん、それぞれの作品は古い。しかし、さまざまなタイプのロボットを題材とした作品は、いずれも短編にしておくのがもったいないほどのできだ。  読書は楽しい。その楽しさはアイデアとストーリーだ。映画では映像がこれに加わる。映像だけで売る映画と違って、本の場合はアイデアとストーリーがないとまったく売れない。この意味で、電子メールが普及しても年賀状が廃れないがごとく、本は本の世界がまだまだ残るんだろう。 作品リスト AL76号失踪す  失踪したロボットが作ったものは乾電池で動く超技術の機械だった。しかし、命令がその作り方を忘れさせるというロボット原則のマイナス面を描いている。 思わざる勝利  ガニメデから人類が木星人調査のためにロボットを送る。そのロボットを見た木星人がロボットを人類だ

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2011/07/03

 アシモフ2つめ。第1部はロボット可愛い。天然ボケな感じで可愛い。可愛い。 「お気に召すこと受け合い」と「レニィ」は「われはロボット」の「うそつき」を読んでるとなんだか感慨深い。レニィ可愛いよレニィ。トニィは王子様兼魔法使いのポジションだけど、お姫様に決して恋をしない。 「校正」...

 アシモフ2つめ。第1部はロボット可愛い。天然ボケな感じで可愛い。可愛い。 「お気に召すこと受け合い」と「レニィ」は「われはロボット」の「うそつき」を読んでるとなんだか感慨深い。レニィ可愛いよレニィ。トニィは王子様兼魔法使いのポジションだけど、お姫様に決して恋をしない。 「校正」は、新しい技術に対する忌避感という感じ。技術の革新は倫理の変化をもたらし、それを秩序の破壊と取る人もいる。例えば代理出産とか、未だに忌避感を覚える人がいるし、私だって「死んだペットをクローン再生した」とかいうニュースには怖気が走った。犯人が思いたがったほど、その感情は特別でも崇高でもない。  余談ですが、読み終わった直後に「話し合いは人間の仕事。雑用はロボットにお任せを」という作中の台詞まんまな自動掃除機のCMが流れて、科学の発達に感慨を覚えるよりも先にアシモフって天才だなと再確認しました。

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2010/09/05

・9/21 読了.上記のようなロボットシリーズの残りというような短編集.登場人物も上記の人達なので比較的すんなり入っていけた.最後のどんでん返しや落ちがなかなか面白くてミステリーっぽさが出ている.これらもアシモフの代表作だったんだ.

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2010/06/06

「レニイ」で不覚にもじわっときてしまった。最後の一文だけで、キャルヴィンのひととなりがわかる。「嘘つき」なんかもそうなんですが、女性としての部分とか、ロボット馬鹿なところとか、やっぱり愛すべきキャラクターだと思います。 訳文も好き。ドノヴァンとかロボのセリフ、すごく微笑ましい。

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2010/05/04

ロボット小説の金字塔である「われはロボット」の姉妹短編集。 難しいSF概念も用語も出てこないので気軽にアシモフのロボット世界を楽しむことができる一冊。地味な作品だけど木星人とガニメデから派遣されたロボットたちのコンタクトを描いた作品「思わざる勝利」が好きかな。

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2009/10/04

「お気に召すことうけあい」が大好きで、これだけ何度も読み返してしまいます。トニイはかっこいいしクレアはかわいいし。 授業のレポートを校正しているときはいつも「校正」に登場するイージィに助けてもらいたいと本気で思う。

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2009/10/04

ロボットモノのSF短編集とは思えない。 ロボットの暖かさとか、人との関係を書いた小説?といった感じ。 今までの人VSロボットというイメージが覆されますた^^

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2009/10/04

久々に楽しめる本だったわ。やっぱり文体が明るい。中味も筋道立ってて安心して読める。"みんな集まれ"はミステリっぽくて楽しい。真相に気づいた時は思わず「あっ」と声に出てしまった。やばいやばい、何とかしなっくちゃなんてあたふたしてしまった心。小説なのにね。はめられ...

久々に楽しめる本だったわ。やっぱり文体が明るい。中味も筋道立ってて安心して読める。"みんな集まれ"はミステリっぽくて楽しい。真相に気づいた時は思わず「あっ」と声に出てしまった。やばいやばい、何とかしなっくちゃなんてあたふたしてしまった心。小説なのにね。はめられちゃったわ。それにしてもロボット三原則は偉大です。工学はSFから進んでくんじゃないの?'89

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