不平等が健康を損なう の商品レビュー

イチローカワチ(著者),ブルース・P.ケネディ(著者),西信雄(訳者),高尾総司(訳者),中山健夫(訳者)

2018/05/20

社会的格差が健康格差を生んでいるということをデータに基づき分析している。かつて結核が貧困の病とされたが、貧富の差がすべての健康格差として現れていることを示している。

2015/03/06

いろんな格差が健康に及ぶ…同じ人間なのにおかしいねぇ。特にちいさなお子さんが生まれた国や家庭環境で健康になれないとするなら、どんなに先進国といってもそれは貧しいとおもう。

2013/09/16

世界人口の4パーセントに過ぎないアメリカは世界の全医療費の半分を費やしている。それなのに、健康指標は世界において芳しくない。その理由は、格差社会である。
本当にそうなのかと思うこともあるが、きっとそうなんだろう。じゃあ、どうすれば良いのか…。
幸せのあり方について考えさせられる一冊でした。

2018/08/05

【読み易さ】
　やや難しい
【気付き】
　★★★・・
【ハマり】
　★★・・・
【共感度】
　★★・・・

人は他人と比較する事によって、幸せを感じたり、不幸を感じたりする。
そこから生まれるストレスは健康にも影響を及ぼしている。

今の自分と比較するのは、他人ではなく、過去の自分と。

2011/07/19

・健康と経済的繁栄にある程度の相関関係はあるものの，経済が一定規模まで成長するとそれ以降は相関が小さくなる．
・経済規模と幸福に相関関係はない．
・不平等と幸福に相関関係が見られる．
・現代社会は働けば働くほど=経済規模が大きくなるほど不健康になっている．資本主義を維持する意味は？