古代ローマ歴代誌 の商品レビュー
王政期・共和政期ローマの要人略伝、人物列伝で見るローマ史といった感じ。神話や伝承の霧に覆われた時代だけに、なかなか確定的な事は言えない様子。ただ、それらの神話や伝承にももちろん歴史的な意味が存在しているだけに、エピソードの真偽について言及しながら、要人たちの伝記を並べた本書は貴重...
王政期・共和政期ローマの要人略伝、人物列伝で見るローマ史といった感じ。神話や伝承の霧に覆われた時代だけに、なかなか確定的な事は言えない様子。ただ、それらの神話や伝承にももちろん歴史的な意味が存在しているだけに、エピソードの真偽について言及しながら、要人たちの伝記を並べた本書は貴重と言える
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古代ローマの建国期~王政期~共和政末期まで、すなわちロムルスからオクタウィアヌスに至るまでの、主要な指導者を概説した事典的な本。とはいえ、通読すると更に実りの多い一冊。 各指導者の事跡について2~10ページ程度でまとめてあり、事典的に参照するのに便利である。 一方、ローマの通史...
古代ローマの建国期~王政期~共和政末期まで、すなわちロムルスからオクタウィアヌスに至るまでの、主要な指導者を概説した事典的な本。とはいえ、通読すると更に実りの多い一冊。 各指導者の事跡について2~10ページ程度でまとめてあり、事典的に参照するのに便利である。 一方、ローマの通史を頭に入れたうえで通読すると、古代ローマの政治の実態やその変遷、政治家や市民の習俗についての理解が深まる。 各人の事跡は一次史料でどう扱われているかにも触れ、端的ながらも、しっかりとした歴史学の成果に立脚しているようで大変心強い。 折に触れて、理解を深めるためのコラムも収録しているし、必要に応じてカラー刷りを用いたり、多数の図版を用いたりしていて、視覚的にも面白い。 古代ローマに興味がある人は、続編の皇帝歴代誌と合わせて必携かもしれない。
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通して読んだことはない。 たまに 「あの皇帝はどうだったっけ?」とか、 「この時代の皇帝は?」ってときに 非常に役立つ優れもの。 それほど深いわけではないが、 家系図を含む多くの図やゴシップねたまで、 意外と楽しめる。
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「あれ、あの人は何をした人だっけ?」と思ったときにかるーく調べられます。原資料まで戻るのが面倒なときにお勧め。王政期から元首政期直前までをカバー(伝説の健国王ロムルスからカエサル、共和政期のオクタヴィアヌスまで)
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