信長燃ゆ(上) の商品レビュー
2015大河の原作(上)。本能寺の変の謎解きものではあるが、主要人物に近衛前久や勧修寺晴子といった朝廷側の人間が登場し、武家と朝廷の対立とそれぞれの思惑が見てとれて新鮮。
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「神々に告ぐ」「関ヶ原連判状」との戦国三部作の第2作で、織田信長の本能寺の変について書いています。 この本では、信長の小姓だった「たわけの清麿」が江戸時代になって本能寺の変の謀略について振り返る、という形で本能寺の変の1年前から本能寺の変までを描いています。 本能寺の変は「朝...
「神々に告ぐ」「関ヶ原連判状」との戦国三部作の第2作で、織田信長の本能寺の変について書いています。 この本では、信長の小姓だった「たわけの清麿」が江戸時代になって本能寺の変の謀略について振り返る、という形で本能寺の変の1年前から本能寺の変までを描いています。 本能寺の変は「朝廷陰謀説」を採用し、というか、もろに陰謀って感じで、ちょっと信長がかわいそうになりました。 ↓ ブログにも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_438d.html
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信長は天下を取った後、ヨーロッパに匹敵する国を作ろうとしていた。そのために朝廷との関係を変える必要があったとの話しは興味深いし、本当にそうなら相当孤独であったと思う。信長と公家側の近衛前久との駆け引きや信長の三人の息子との関係も面白い。ただ、誠仁親王の東宮夫人である晴子の信長に対...
信長は天下を取った後、ヨーロッパに匹敵する国を作ろうとしていた。そのために朝廷との関係を変える必要があったとの話しは興味深いし、本当にそうなら相当孤独であったと思う。信長と公家側の近衛前久との駆け引きや信長の三人の息子との関係も面白い。ただ、誠仁親王の東宮夫人である晴子の信長に対する気持ちには無理を感じる。
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全2巻。 本能寺の変の真実を追った物語。 うーん。 この著者は高い評価を結構目にするけど、 個人的にはあんまりだわ。 著者お得意の、朝廷に踏み込んだ歴史の解釈と、 最近の研究で明らかになった事実から、 説得力ある物語が繰り広げられる。 ものの。 少しこじつけに聞こえてしまう...
全2巻。 本能寺の変の真実を追った物語。 うーん。 この著者は高い評価を結構目にするけど、 個人的にはあんまりだわ。 著者お得意の、朝廷に踏み込んだ歴史の解釈と、 最近の研究で明らかになった事実から、 説得力ある物語が繰り広げられる。 ものの。 少しこじつけに聞こえてしまう ぐいぐいな論理や解説がうるさく、 いまいちのめり込めず。 また、加藤廣著「信長の棺」と同じように 後世、第三者が当時を記すという形式を取っているものの、 この設定が後半ほぼ忘れられて機能していない。 最初こそワクワクしたが、 著者が物語をわすれ、自説に熱くなっていき、 自分は置いてかれた感があった。 でも、 信長の目指した所には説得力があって ほーって感じ。
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いきなり、信長が死ぬ場面から始まる。この迫力に引き込まれて、車の中で本を読んだら車酔いするタイプなのに、車の中でも必死に読んでしまった。まず、題名がいい!
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戦国の日本を統一し、西欧国に対抗するため朝廷を超えた存在たらんとする信長。朝廷を守るため暗躍する策士・近衛前久。本能寺の変の原因を信長と朝廷の争いにあると見る筆者の推理眼が冴え渡る。 上巻では二人の息詰まる謀略が展開される。 信長は日本を新しく生まれ変わらせようと、激動の半生を歩...
戦国の日本を統一し、西欧国に対抗するため朝廷を超えた存在たらんとする信長。朝廷を守るため暗躍する策士・近衛前久。本能寺の変の原因を信長と朝廷の争いにあると見る筆者の推理眼が冴え渡る。 上巻では二人の息詰まる謀略が展開される。 信長は日本を新しく生まれ変わらせようと、激動の半生を歩みその実現にあと一歩まで迫っていたが・・・
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安部先生の書く登場人物はどうしてこう、みんな男前でかっこいいのか。信長に対する近衛前久との関係がすごく面白い。朝廷を守る為の孤独な戦いをする前久、神になろうとする信長。どちらも『誰にも理解されなくて上等!』な孤高の生き様がひりひりします。
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ふとした興味本位のいたずらで出会ってしまった織田信長と東宮夫人・晴子。信長は晴子に母性を求め、晴子は信長に公家にはない人間性を求め、互いに惹かれあってゆく――・・・。 織田信長に小姓として仕えた「たわけの清麿」が、さるやんごとなきお方からの依頼によって本能寺の変について書き記すと...
ふとした興味本位のいたずらで出会ってしまった織田信長と東宮夫人・晴子。信長は晴子に母性を求め、晴子は信長に公家にはない人間性を求め、互いに惹かれあってゆく――・・・。 織田信長に小姓として仕えた「たわけの清麿」が、さるやんごとなきお方からの依頼によって本能寺の変について書き記すという切り口。
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2007/3/4購入。買い逃していた 2010/2/8~2/14 この信長燃ゆは、安部氏の三部作「関ヶ原連判状」、「神々に告ぐ」の最終作。信長という希代の傑物を相手に守旧派である近衛前久がどのように皇室や既得権益を守ったか、が描かれる。 何故、信長の野望は本能寺で光秀の謀反に...
2007/3/4購入。買い逃していた 2010/2/8~2/14 この信長燃ゆは、安部氏の三部作「関ヶ原連判状」、「神々に告ぐ」の最終作。信長という希代の傑物を相手に守旧派である近衛前久がどのように皇室や既得権益を守ったか、が描かれる。 何故、信長の野望は本能寺で光秀の謀反によりついえたのか?数々の作品がこのテーマを扱ってきたが、安部氏流の解釈に基づく作品が本作。物語は本能寺の変の35年後、信長に小姓として仕えていたたわけの清麿が本能寺の変について記録を残して欲しいと依頼されるところから始まる。史実をもとに想像の翼をはためかせて、安部氏の想像は、これこそが歴史の真実と思わせるところまで昇華しているのではないか。 タイムマシンに乗って一回だけ歴史に立ち会えるとしたら、本能寺の変の前後か、坂本龍馬暗殺の前後か悩ましいところではあるが、その真相はいずれにしても日本の歴史を考える上でとても興味深い。
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全2巻(上巻\700 下巻\780) あたし、 「本能寺の変」が明智光秀個人の “怨恨”から引き起こされた事変だとは 思っていないの・・・だからこの本とても楽しく読めたの。 ・・・でも言っていいかしら・・・読み終わって最初に感じたのは、中途半端に途中でほっぽり投げ出された感...
全2巻(上巻\700 下巻\780) あたし、 「本能寺の変」が明智光秀個人の “怨恨”から引き起こされた事変だとは 思っていないの・・・だからこの本とても楽しく読めたの。 ・・・でも言っていいかしら・・・読み終わって最初に感じたのは、中途半端に途中でほっぽり投げ出された感じだったわ。なんて言うの、投げっ放しジャーマン食らったって感じ・・・現実に食らったことはないんだけどね・・・ あっ、それは別にタイトルと違って『信長燃えてない』からじゃないわよ。だって、もともとこの本は、<さるやんごとなきお方>から「本能寺の変」を書き残してもらいたいといわれ依頼された<たわけの清麿>が書き残したもの、っていう設定でしょ、龍先生?<さるやんごとなきお方>って誰?「本能寺の変」が近づけば近づくほど<清麿>の存在が消えていき、最後はどこに行ってしまったのかしら・・・ま、まさか<清麿>燃ゆ?!
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