男の始末 の商品レビュー

藤堂志津子(著者)

2024/02/11

今の年齢と変わらないから安心して読めるのか。でもほとんどの作品に介護問題や老後に無縁で悩みにもなっていないので不幸さ感じられずだから軽く読めるのかも知れない。羨ましいと思いながら読む。

2022/06/14

男運が悪いと言うか、家庭環境が子どもの恋愛観に影響するんだな〜と思った。
主人公の感覚には全然理解できなかったけど、長々と彼女の色んな考えてることとか、周囲の出来事とか綴られてたけど、最後のオチにゾッとした。
展開はそんなになく、日常をつらつらとって感じで、物語としてはそんなに面白いって感じではなかった。最後の最後が衝撃的で、結局最初の電話の件は？って思った。

2018/03/21

主人公一家のお互いに対する異様な包容力がなんとも興味深く、読み進めました。
傍から見るとぶっ飛んだ生き方に見える主人公の美衣子に共感する部分もあり、特に美衣子母には好感を持ちました。ラスト3ページを読むまでは！
そんなオチが待っていたとは…

2009/10/04

　本音がじくじくと語られていておもしろいです。
　とんでもない（常識を越す）落ちはこの人の他の作品にもありますね。

2009/10/04

小説。男運の悪い３世代の物語。50代の主人公はバツ２で、それぞれの夫で１人ずつ子供を持ち、３人目の夫は籍を入れず、母と３人で同居という設定から始まる。母は男二人で打ち止めにし、娘は４人目の夫でこれで頭打ちなるか？状態、息子も女運の悪さで既に人生終わってる状態で、読んでいて光が見えない。おまけに同居中の内縁の夫も曲者であることが暴露されていく。この結末はあまりにもショックだけれど、このくらいの爽快さがないとやりきれない。