東アジアの歴史教科書はどう書かれているか の商品レビュー
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日・中・韓・台4カ国の戦後60年の教科書の変遷を詳細に論じています。歴史認識と良く言いますが、必ずしも近代以降だけではなく、古代からの全体の歴史の中で自らの民族をどのようなアイデンティティとして把握しているか、がとわれているわけで貴重な本です。1950年代の家永教科書の時代からいかに悲惨な戦争を招いてしまったかと言う反省から軍部独走を悪者にするという考え方、天皇の戦争責任訴追が免れた理由など、意外と踏み込んだ記述があったのですね。自分が学んだ教科書に何が書かれていたかを全く忘れてしまっています。授業が遅れ遅れになり、現代まで到着しなかったこと、どうせ試験には出ないと思って、読み飛ばしていることが理由でしょうか。
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