死への旅 の商品レビュー
サマセット・モームの…
サマセット・モームの『アシェンデン』に似ていますね。冷戦下で西側陣営で科学者たちが次々に失踪します。この事件を追う英国情報部は科学者の妻に瓜ふたつの女性をスパイとして敵地に放つというストーリーです。要はスパイ小説ですね。テンポが良いので一気に読み終えました。
文庫OFF
自殺しようとしていた…
自殺しようとしていた女性が、スパイとして敵の所へ送り込まれる。やはりイギリス人はスパイ物が好きなんだろうか。
文庫OFF
自殺をしようとしていたヒラリーが、ひょんなことから女性スパイとして別人になりすまし、敵地の施設に潜り込む。ミステリーの女王クリスティが描く、冒険スパイ小説。
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1954年発表のノンシリーズものの一作。クリスティ初期の作品ではお馴染みのスパイ・冒険ものが帰ってきた。とはいえ、スパイ・冒険はあくまでも味付け、純粋なミステリーとしても控えめで、骨子は人生を悲観した女性ヒラリーの波乱に満ちた旅物語。それ以上のものはないが、なくてもよいそれがクリ...
1954年発表のノンシリーズものの一作。クリスティ初期の作品ではお馴染みのスパイ・冒険ものが帰ってきた。とはいえ、スパイ・冒険はあくまでも味付け、純粋なミステリーとしても控えめで、骨子は人生を悲観した女性ヒラリーの波乱に満ちた旅物語。それ以上のものはないが、なくてもよいそれがクリスティ。
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クリスティー文庫その90。冒険スパイ小説と謳われてるけど、かなり冒険寄りだった。しっかりとミステリー要素も加えてるところは流石だと思った。
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2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。解説は中辻理夫(文芸評論家)。解説によるとスパイ冒険小説。自殺願望がある女性がスパイに仕立て上げられる。途中から死というものを全く考えなくなるが、解説のいうとおりやはり新しい環境に順応してしまっているのだろうか。最後になぜかロマンスにな...
2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。解説は中辻理夫(文芸評論家)。解説によるとスパイ冒険小説。自殺願望がある女性がスパイに仕立て上げられる。途中から死というものを全く考えなくなるが、解説のいうとおりやはり新しい環境に順応してしまっているのだろうか。最後になぜかロマンスになってしまうところはアガサらしいかな。
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クリスティーの冒険物の中では一番好き。 他のと違って、行き当たりばったり感が少ないからかな? オリーヴの最後の言葉がそういう意味だったとは…。 お決まりのロマンスも良い。 最初はジェソップが相手かと思った。
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非公式正誤表あります(登録 1 件) http://public-errata.appspot.com/errata/book/4-15-130090-2/
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アガサクリスティの推理小説をたくさん読んできたので、 だんだん類型化して読むようになってきました。 最初の見開きの人物紹介で、誰が死に、誰が犯人かを予測するようになりました。 半分以上は当たりません。 第1章を呼んだところで、次の予測をするようにしています。 本書では、すぐにその予測も外れました。 第2章で、予想外の方がなくなられたからです。 主人公は、死なない。主人公だと思われる人は死んでしまう。 結局、本筋の主人公は、人物紹介の下の方にある人になったところで、がっくりしました。 このがっくり観を味わいたくて、アガサクリスティを読み続けています。 本書も、第3章までで、半分は満足しました。 最初の方に出てくるモロッコは行ったことがないので、ちょっとピンときていません。 モロッコを舞台にした映像作品を見てから、もう一度読み直そうと思いました。
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東西の冷戦でふたつに引き裂かれているヨーロッパ。その西側陣営で科学者たちが次々に失踪していた。いままた、めざましい成果をおさめた科学者ベタートンが行方不明となる。東側の陰謀なのか?英国情報部はベタートンの妻に瓜ふたつの女性スパイとして適地に放つが…会心の冒険スパイ小説
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