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叔母はスチュワーデス の商品レビュー

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作家の志向分岐点的作品

これまでは禁断の施しが途中で他人にバレて脅迫され、無理やりなうちに魔性の女に変貌していくヒロインを描き続けてきた作者だが、本作より、いわゆる誘惑系へとシフトしていく。ヒロインが寝取られていくハラハラドキドキは減退していくが、その分安心して読める作風とも言える。本作はタイトルがほぼ...

これまでは禁断の施しが途中で他人にバレて脅迫され、無理やりなうちに魔性の女に変貌していくヒロインを描き続けてきた作者だが、本作より、いわゆる誘惑系へとシフトしていく。ヒロインが寝取られていくハラハラドキドキは減退していくが、その分安心して読める作風とも言える。本作はタイトルがほぼ全てを表しているが、ヒロインが、主人公の叔母であるのと同時に一児の母でもあることが、他にあまり見られない点とも言える。制服を着ながらとか機上のトイレとかのお約束展開もありつつ、叔母夫婦(つまり叔父と叔母)の行為を盗み見るという要素もある。恋い焦がれるヒロインが(あくまでも主人公から見て)他人と交わるのを覗き見て興奮するという、最近の浅見作品に共通して出てくるシチュエーションの走りであろう。

DSK