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財務諸表論の考え方 の商品レビュー

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2009/10/04

担当:Hirakawa 対象レベル:中級 内容: 会計の仕事―フローの計算か、ストックの計算か 損益法と財産法 P/LとB/Sはどのようにして作られるか 会計と法規制 トライアングル体制 企業会計原則の役割 一般原則 一般原則―もう1つの解釈 原価主義会計と時価主義会計 資産の分...

担当:Hirakawa 対象レベル:中級 内容: 会計の仕事―フローの計算か、ストックの計算か 損益法と財産法 P/LとB/Sはどのようにして作られるか 会計と法規制 トライアングル体制 企業会計原則の役割 一般原則 一般原則―もう1つの解釈 原価主義会計と時価主義会計 資産の分類(流動・固定分類貨幣性・非貨幣性分類) 〔ほか〕 公認会計士財務諸表論の論文試験用のテキスト。 財務諸表上のおける各勘定科目の意味や会計処理法の解説を行っている。また、会計規則による処理法と商法による処理法と2つの異なるコンセプトをきちんと意識しているため法律的な側面(会計学⇔商法の双方向がつながる)の理解も深まるであろう。 会計に関する細かな知識を提示するのではなく、各々の処理を行う理論的な背景が書いてあるため、現代会計学の処理法を概観しコンセプトを理解するのに適している。 そのため、内容の難易度自体もそれほど高くない。さすがに簿記などの知識がなにもない段階で本書を読んでも何も理解できないということで中級としたが内容自体は平易なため初級よりの中級レベルと思ってもらいたい。 姉妹書も著者は多数執筆しているがそのなかでも本書の内容が財務諸表論について内容が広範でかつ平易なため(ボリュームも少ない)短時間での理解を助けるため時間のない人や財務諸表論を効率的に短時間で学びたい人にもお勧めである。 一方、各章ごとの知識に対しての深堀は不十分なのでより専門的なことが知りたい人や、学びたいことがクリアに定まっている人(例えば連結を中心に学びたい等)にとっては不向きである。

Posted byブクログ