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フジ子・ヘミング真実の軌跡 の商品レビュー

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2014/09/29

今では、音楽業界ではもちろん、きっと音楽に慣れ親しんでいない人でも知っているだろうフジコ・ヘミング。 彼女は、幼い頃からピアノを練習してきて、母からとても厳しいレッスンを毎日受けていました。練習が嫌いで、弾きたくもない曲ばかり弾かされる毎日であったといいます。それでも、彼女はピア...

今では、音楽業界ではもちろん、きっと音楽に慣れ親しんでいない人でも知っているだろうフジコ・ヘミング。 彼女は、幼い頃からピアノを練習してきて、母からとても厳しいレッスンを毎日受けていました。練習が嫌いで、弾きたくもない曲ばかり弾かされる毎日であったといいます。それでも、彼女はピアノを弾くことをやめようとは思わなかった。また、彼女は外国人と日本人のハーフとして、日本でも外国でも差別を受け、また国籍がなかったため、日本から出るにも何をするにでも、苦労したといいます。外国に出て、音楽の巨匠に何度か会う機会がありますが、なかなか自分の音楽を聞かせられることができず、また、やっと巡ってきたリサイタルのチャンスも、難聴によって失われます。そんな絶望から、のし上がってきたフジコ・ヘミング。お金が入らなくてもいい。自分の音楽で癒すことができるのならば…。そんな想いがあり、初めは周りの人々が地道にパンフレットを作ったりしてフジコ・ヘミングの凄さを伝えていき、今ではチケットを取るのも大変な程、すばらしいピアニストになりました。 今回、この本を読んでみて、フジコさんの歩んできた人生がよくわかりました。文章が簡潔にまとまっていて、飾ることのない言葉で、自然と入ってきました。私は、今までフジコ・ヘミングさんのことはもちろん知っていましたが、お母さんがとても厳しかったことや難聴であったことぐらいしか知らず、今回この本に出会って、彼女の辛く厳しい時、ほんのつかの間の幸せなど、彼女のことを全てではないかもしれませんが、知ることができました。 私は、フジコさんの演奏が好きで、一度はコンサートに行ってみたいと思っていましたが、さらにその想いが強くなりました。今度CDでも彼女の演奏を聞くとき、きっと今までとは違う音楽の感じ方ができるのではないかなと思います。 「正直に生きていれば、大丈夫よきっと、いいことがある」 フジコ・ヘミングさんの素敵な詩集を持っているので、読んでみたいと思います。また、ドラマもぜひみてみたいと思いました。

Posted byブクログ

2010/01/25

この本は、2003年に放送されたドラマでは語られなかった真実を記した本 フジ子・ヘミングは『リストとショパンを弾くために生まれて来たピアニスト』と言われていたが 世界デビューの直前に聴力を失ってしまう。 私はテレビでフジ子・ヘミングさんの演奏を何度も聴いたことがあるのだが 片方の...

この本は、2003年に放送されたドラマでは語られなかった真実を記した本 フジ子・ヘミングは『リストとショパンを弾くために生まれて来たピアニスト』と言われていたが 世界デビューの直前に聴力を失ってしまう。 私はテレビでフジ子・ヘミングさんの演奏を何度も聴いたことがあるのだが 片方の耳が聞こえないようには全く見えなかった ヘミングさんは耳が聞こえなくなった後辛い生活が続いた。 それでも今は耳に傷害を持っていることを感じさせない演奏を聞かせてくれる ヘミングさんは猫が好きで自宅には10匹以上の猫と暮らしている

Posted byブクログ