人脈作りの科学 の商品レビュー
難しい内容で、かなり集中して読まないと私にはレベルが高い学術的な内容だった。その中でも、組織の心理学について、人脈のネットワーク分析について研究された実験は面白い。強い紐帯関係は情報が入って来づらく、弱い紐帯は新しい情報がたくさん入ってくる。 人との関係性は、多さよりも密度や質に...
難しい内容で、かなり集中して読まないと私にはレベルが高い学術的な内容だった。その中でも、組織の心理学について、人脈のネットワーク分析について研究された実験は面白い。強い紐帯関係は情報が入って来づらく、弱い紐帯は新しい情報がたくさん入ってくる。 人との関係性は、多さよりも密度や質によって多面的であることが面白い。
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人間関係をネットワークと捉え、ネットワーク分析の手法から人間関係の最適化原則を探求するもの。①複数集団の架け橋という役割を担っても、1年程度で9割方は消滅してしまう(継続は困難)こと、②異質な立場の人とのコミュニケーションは著しいストレス耐性を要し、それゆえこれをなし得る者は高評価を得られること、③普段疎遠な関係(弱い紐帯)の方が、数多く維持でき、かつ伝播情報の希少性が増すため、高い情報収集機能を持つこと等参考になる記述も多い。特に③は、常識的な見方とはやや外れており、目に留まった。
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安田さんの文章は若干散漫な感じがあって、内容が頭に流れ込んでこないところもありますが、題材は本当に人だったら誰でも興味を持つのではないかなと思います。ゼミの発表で使ったんだけどおもしろかった。
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こんな本を20代に読みたかった いままでの人生を振り返り思い当たることがすべて法則としてかかれている といったらいいすぎだろうか こんな抽象化された内容でかかれているのにその状況が頭の中で思い浮かべてしまう 20代に読んでいたらもっとましな人間関係を手にしていたかもと思ってしまう...
こんな本を20代に読みたかった いままでの人生を振り返り思い当たることがすべて法則としてかかれている といったらいいすぎだろうか こんな抽象化された内容でかかれているのにその状況が頭の中で思い浮かべてしまう 20代に読んでいたらもっとましな人間関係を手にしていたかもと思ってしまう くりかえし読みたいと久しぶりに思った本
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人脈づくりは意識して行わなくてはいけないことには同意。人間というのは、他者によって決まるので、個人が孤独に己自身について考えることによって見出せるものではないように、私には思える(P144)というもわからなくもない。 人の優位に立つかどうかを考えながら交友関係を持とうと思うのはどうかと思う。ブリッジが消滅しやすいというが、自分がいつまでもブリッジでいる必要はなく、他のブリッジを作ろうとするべきだと思う。
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卒論関連で読んだ本。 以前他の授業で読んだことがあったのでさくさく進みました。 とりあえず、世界は6人を介せば全員と繋がれるみたいな話に驚いたことしか覚えていません。
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3章くらいまで,弱い紐帯の有効性や代表的な研究者らが述べられています。 個人的には,後半の「弱い紐帯に対する反論」が譲歩で使える,と感じています。 ただ,ネットワーク論自体どのように活用しようか,具体的な方法論は未だ,見えていません。
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都市関係の「空隙」に関して読んでいる時に、大学院のレクチャーで先生が紹介した本。非常に読みやすく、分かりやすい(と読んだ当時思いました)。 人間関係に空隙が多い人ほど幅広い人脈を持っている、という記述(記憶をたどって書いているので正しくは無いかも知れません)にああなるほど、と思い...
都市関係の「空隙」に関して読んでいる時に、大学院のレクチャーで先生が紹介した本。非常に読みやすく、分かりやすい(と読んだ当時思いました)。 人間関係に空隙が多い人ほど幅広い人脈を持っている、という記述(記憶をたどって書いているので正しくは無いかも知れません)にああなるほど、と思いました。 facebookのfriend wheel とかそれをビジュアル化したいい例だと思う。 「こうすれば人脈つくれますよ」という類の啓発本とかでは無いです。 なのでどちらかと言うと今までの思考を整理する本、という感じでしょうか。
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<読了> 社会学者によるネットワーク本。主に組織における人間関係(人脈)のあり方をネットワーク分析に基づいて考察されている。
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