陸遜 の商品レビュー

太佐順(著者)

陸遜

[ひでぼん]

陸遜ってタイトルに惹かれて読んでみたが至る所に出てくる蛇足のようなエピソードみたいな話が邪魔で本筋がぼやけてしまって一気に読む気がしない。

曹操・劉備・孫権の三…

[文庫ＯＦＦ]

曹操・劉備・孫権の三国志のその後が描かれています。史実に沿った展開がおもしろいです。孫権が海の向こうを目指した時の日本も少し描かれており、日本史とつながったのみも感動がありました。

2012/05/22

三国志時代の呉の将、陸遜について様々な文献による多角的考察を行い、その半生を描いた小説である。
著者の熱意はわかるが文章が説明的すぎてスピード感がない。この人はもと週刊誌記者だというだけあって、文体は小説よりもドキュメンタリーやルポルタージュ、評論に向いている。固い。
小説家が小説家であるように、評論家は評論家としての文章、記者は記者としての文章、文体と意図がある。この小説には「人にわかるように」という著者の癖があり、それが小説としての完成度に大きくマイナスとなっている。

2010/03/11

呉郡の豪族出身で、後に呉の丞相になった陸遜（伯言）の小説です。
陸遜の小説なのに他の人にスポットを当てすぎ（ページを使いすぎ）な感じがしました。
最後の方の終わり方が好みだっただけに、もう少し陸遜視点で話が進んでくれていたら良かったと思います。

2009/10/19

知人に勧められて読みました、陸遜の良いトコづくしです。
最後に出て来た陸抗の言葉がずーっと頭に残っています。
呉に来てからしばらく陸遜が何をしてたか、その当時の天下の情勢とを合わせて大変読みやすく楽しい本でした。

2009/10/04

時間が行ったり来たりする本ってありますよね。
この本も少しそういうところがあります。
僕としては孫権との確執のあたりをもっと詳しく書いてもらいたかったのでこの評価とさせてもらいました。
どなたか陸抗のことを書いた小説をご存知ないですか？

2009/10/07

陸遜が最後には流罪のすえ、憤死していたとは知りませんでした。
あれだけ国に貢献しておきながらも醜い権力争いに巻き込まれてしまうのは皮肉に思います。

2009/10/04

陸遜の生涯を描いた本。一般的な三国志だと陸遜は”樊城で急に登場して、死ぬシーンは(孔明より死ぬのが遅いので)書かれない”という形が多いです。けれどもこの本は無名のときの陸遜はどういう立場だったのか、どういう風に死んだかなどを大まかに分かることができます。”陸遜”という立場から見る三国志なので、新鮮な気分で読むことができます。陸遜ファンでなくても読んでみる価値はあります。

2009/10/04

物凄くマニアックな本を発見…何時読んだんだあたし？(はて)えぇと、三国志の中でも得に好きな人物というと泉は陸遜を挙げます。凄く色々と考えてていいなぁとか無意識に思うのです。まぁ完璧じゃなかったみたいですが！この本はそんな陸遜について解りやすく書いてあって個人的には面白いと思うんですが……薦めても誰も読んでくれる気がしないとか言う(…)

2009/10/04

陸遜が主人公。中身はオーソドックスに陸遜の生涯を綴ったもので、無名時代とか二宮の変にちゃんと触れているのは◎。もっと掘り下げて欲しかった気もするけど、無難にまとめられてます。