ボタニカル・ライフ の商品レビュー
昔に読んだかも。 その影響でアルストロメリアや芍薬を買って育てたことがあったな。(芍薬は土に植えなおして生きてます。) ベランダワールドが楽しい。 カレル・チャペックも読まなくては。
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鉄っちゃんでもフライフィッシングでもAKBでもなんでもそうだけど、趣味の世界は興味ない人はぜんぜん興味ない。「何が楽しいか」を説明するのは至難の業で、しかもそういう話を面白がって聞いてくれる暇人はめったにいない。誰かをつかまえて無理やり延々と講釈をたれたら大変迷惑だ。 その点、ど...
鉄っちゃんでもフライフィッシングでもAKBでもなんでもそうだけど、趣味の世界は興味ない人はぜんぜん興味ない。「何が楽しいか」を説明するのは至難の業で、しかもそういう話を面白がって聞いてくれる暇人はめったにいない。誰かをつかまえて無理やり延々と講釈をたれたら大変迷惑だ。 その点、どこかに書けば、読みたい人だけ読むので誰も困らない。同好の士なら読むのは楽しい(あーやるやる)。しかも書くのも楽しい。これぞwin-winの関係だ。 ...という本。 前から思っていたのだけど、「○○が好きな人(ただしプロではない)」に適当な呼び名があればいいのに。〇〇マニア、○○ファンというのも当人からするとちょっと違う。 その点、鉄道が好きな人の「鉄ちゃん」ってのは、語感はともかく呼び名がある、という点ではちょっとうらやましい。あとは熱帯魚を飼っているアクアリスト、くらいしか思い浮かばない。植物を育てるのが好きな人はなんと呼べばいいのだろう? 園芸ファン、植物マニアってなんか違う。ガーデナー=庭師も違うし。 いとうせいこうは自分のことを「ベランダー」と呼んでいるが、温室に住んでいる状態のぼくはどう名乗れば?
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カレル・チャペックの「園芸家12カ月」の情報をAmazonサイトで見ていたら、この本も一緒に推している人が多かったので、読んでみました。 著者自身も序文で、チャペックの本に触発されて何か書きたくなったと書かれておられましたが、読んで納得。実際に「園芸家12カ月」と対になっていると...
カレル・チャペックの「園芸家12カ月」の情報をAmazonサイトで見ていたら、この本も一緒に推している人が多かったので、読んでみました。 著者自身も序文で、チャペックの本に触発されて何か書きたくなったと書かれておられましたが、読んで納得。実際に「園芸家12カ月」と対になっていると言っていい本だと思います。 でも、単なる二番煎じで終わってないところが素晴らしいです。 「園芸家12カ月」のハートの部分、魂の部分をしっかり受け継いでいて、言っていることは基本的には同じことなんだけど、これはこれでしっかりオリジナル。 チャペックがもし読んでいたら、きっとすごく気に入っておもしろがったんじゃないかなぁと思う。 2つでセットにしていいんじゃないかな? 最初の方、「4月の終わりくらいから、植物どもの間になんとも形容しがたい気配が充満する」という部分を読んで、深いため息が出ました。分かる。もっと言えば、2月末くらいからなんとなく感じ始める、あの不思議な気配。 とにかく私は、この気配に、この神秘にやられちゃったんだよなぁ、と思う。 土いじりそのものが大好きなわけじゃないのよ、と言いたいんだけど、ずっとうまく説明できなかったこの気持ち。それが見事に説明されている。 言い得て妙、な箇所は数えあげればキリがありませんが、ビックリしたのが湿気を好むショウジョウバエみたいな虫についての話。妙に硬くて、手に当たると意外な痛みを感じる、いやそれほどの衝撃はないだろうから印象なんだけど・・・ってあたり。すごく分かる。あの虫の微妙に嫌な感じをなんとまあ正確に表現していることか。 この本って園芸を全然しない人もおもしろいのかな? 私にとっては、すべてのページが、笑えて、おもしろくて、ホロリときて、深く深くうなずけるという驚嘆すべき本だったけれど、なんだかもう共感の深さが半端ないところまで行き過ぎて、その自分の感覚は普通なのか、それとも園芸好きだけが理解できるものなのかがよく分からなくなっています。
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1996~1999年の間に、いとうせいこうさんがホームページに掲載していた鉢植え育ての日々を載せたもの。ベランダで育てている。 随分前のものだから出てくる植物が地味なのか、いとうさんの趣味なのか分からないけれど、植物の趣味は私とは違ったのであまり内容的には参考になることは少なか...
1996~1999年の間に、いとうせいこうさんがホームページに掲載していた鉢植え育ての日々を載せたもの。ベランダで育てている。 随分前のものだから出てくる植物が地味なのか、いとうさんの趣味なのか分からないけれど、植物の趣味は私とは違ったのであまり内容的には参考になることは少なかった。けれども、ひとつひとつの植物に対してこれだけの文章が書けて、かつクスッと面白いお話しになっていて、当時このような面白いブログのようなものは少なかったと思うので単純にすごいなぁと思った。 いとうさんのことは、名前は知っているけれど詳しくは知らない。けれど、遅まきながら、約20年遅れで私は彼のことを”ベランダー”だと認識した。
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ハードボイルド・ベランダ園芸ライフエッセイ。 私も同じくベランダで園芸をしているので、共感できる部分できない部分取り混ぜて興味深かったです。
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やはり、面白い。あのドラマを思い出しました。そして、800円で買った胡蝶蘭を例えるのがまたすごい!!
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私も、ミニバラを育てています。作者と同じベランダーです。植物の育てかたに共感するところもありますが、それよりも、季節はグラデーションを描いて変化するものではない、永久は半分でも永久ではないか(半永久)といったところにより共感を覚えます。
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せいこうさんの植物愛がビンビン伝わってくる。 ハードボイルドでいて繊細、豪快なようでいて純粋な自称ベランダー(ベランダで植物を育てている者)が、圧倒的に植物たちに振り回されている様が面白くてヤメラレナイ。 早くも今年のベスト3に入りそうな本。 植物が好きな人も好きでない人も楽しめ...
せいこうさんの植物愛がビンビン伝わってくる。 ハードボイルドでいて繊細、豪快なようでいて純粋な自称ベランダー(ベランダで植物を育てている者)が、圧倒的に植物たちに振り回されている様が面白くてヤメラレナイ。 早くも今年のベスト3に入りそうな本。 植物が好きな人も好きでない人も楽しめます。
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これだけ植物のことだけ書いて、面白いからたいしたものだ。毎日違うが、毎年繰り返すって、よく考えれば、人間をはじめとする動物だって同じようなものだが、ライフサイクルや生き死にが植物と動物では全く違うから、より感慨深いのかもしれない。 昔鉢植えの花を持っていたとき、蕾が少しずつ膨らん...
これだけ植物のことだけ書いて、面白いからたいしたものだ。毎日違うが、毎年繰り返すって、よく考えれば、人間をはじめとする動物だって同じようなものだが、ライフサイクルや生き死にが植物と動物では全く違うから、より感慨深いのかもしれない。 昔鉢植えの花を持っていたとき、蕾が少しずつ膨らんでいく時の期待と不安を思い出した。今は猫が何でもかじるので、植物を家の中に置くことは諦めているが、また置いてみたいな、と思った。しかし、猫飼っても病気になったり、蚤がついたり、大事なものの上に嘔吐されたりするように、いきものと共に生きるというのは、きれいごとだけではすまされない。たとえ植物でも、虫がわいたり、カビが生えたりする。そこを乗り越えてのベランダー。案外大変だ。 「オリヅルラン」が、「オリズルラン」になっているところが、非常に気になった。何か理由があるのか?どう考えても「折り鶴蘭」だと思うんだけど。
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NHKドラマを観たことがあって、それがなかなか面白かったので読んでみた。 いとうせいこうの文章って苦手だ。
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