八号古墳に消えて の商品レビュー
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遺跡発掘現場の壁面崩壊に巻き込まれたように死んでいた浅川教授。しかし浅川の遺体から検出した泥は現場の物ではなかった。殺人事件として捜査にあたる黒木、亀田両刑事。浅川教授の研究室の植田の転落死。矢倉から飛び降りたように見える死。死の直前のこした「アツ」という言葉。関西の考古学会の派閥争い。事件への関与を疑った余沢に話をきき尾行するがタイヤのパンクで見失う二人。行方をくらました余沢。余沢の部屋に残された壁画の写真。どこの古墳の物でもない壁面に隠された秘密。余沢の遺体発見。脚の骨を折り餓死していた余沢。余沢の遺体の体内の水から死体の移動を考える黒豆コンビ。浅川教授の娘婿・今村と助手の秦野の関係。八号古墳に隠された秘密。
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大阪府警捜査一課シリーズの第3弾。 これも再読です。 黒川博行さんの作品の魅力は、ストーリーはもちろんですが、やっぱり会話のテンポ感ですよね。 ポンポンと飛び交う大阪弁での会話。 しゃべってる人物の顔が見えてきそうな感じ。
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大阪弁のやりとりが面白い黒マメコンビシリーズ第3弾。 今回の舞台は考古学学会。 複雑な派閥争いが殺人事件に繋がっている。 古墳で次々に犯罪が繰り返せれていくが、犯人探しはさほど凝ってはいなかった。
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図書館で何気なく手に取ったミステリー。 予備知識無く、な〜んとなく借りただけなのにアタリ! 大阪府警の2人の刑事、黒さんとマメの黒マメコンビが繰り広げる、大阪弁でコミカルで、でも、推理は本格派。遺跡発掘現場で殺された教授。考古学というアカデミックな話題と、ちょっとマヌケ(そうに...
図書館で何気なく手に取ったミステリー。 予備知識無く、な〜んとなく借りただけなのにアタリ! 大阪府警の2人の刑事、黒さんとマメの黒マメコンビが繰り広げる、大阪弁でコミカルで、でも、推理は本格派。遺跡発掘現場で殺された教授。考古学というアカデミックな話題と、ちょっとマヌケ(そうに見える)黒マメコンビの絶妙な間がツボ。 …っていうのか、関西弁に弱いよね、ワタシ(笑)。
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「黒マメコンビ」シリーズ第3作。 1988年9月刊行。 今度の舞臺は考古學界。 遺跡發掘と大學のポストを巡る連續殺人事件である。 第1作からいへることではあるが、この作品では、マメちやん=ホームズ、黒木=ワトソンといふ性格が一段とはつきりしてきてゐる。 ただしホームズとは云つて...
「黒マメコンビ」シリーズ第3作。 1988年9月刊行。 今度の舞臺は考古學界。 遺跡發掘と大學のポストを巡る連續殺人事件である。 第1作からいへることではあるが、この作品では、マメちやん=ホームズ、黒木=ワトソンといふ性格が一段とはつきりしてきてゐる。 ただしホームズとは云つても、超人的な推理力を前面にだしたものではなく、むしろ漫才のボケがマメちやんでツッコミが黒木と云つたはうが適切かもしれない。 大阪弁によるオモロイ會話が全篇を通じて樂しめる。 2004年2月9日讀了
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