病気をおこす脳 病気をなおす脳 の商品レビュー
いつも自分がなんとなく思っていたことがたくさん(もちろん理路整然と)書いてあって、とてもうれしかったです。 中でもプラシーボについての章が興味深かった。 新薬の効果を測定するために、同じような病気の人たちを、ニセの薬(無害なもの、例えば小麦粉とか)を服用したもらう群と新薬を服用し...
いつも自分がなんとなく思っていたことがたくさん(もちろん理路整然と)書いてあって、とてもうれしかったです。 中でもプラシーボについての章が興味深かった。 新薬の効果を測定するために、同じような病気の人たちを、ニセの薬(無害なもの、例えば小麦粉とか)を服用したもらう群と新薬を服用してもらう群に分けて測定するわけだが、ニセの薬を服用した群の人たちもある程度、病気がよくなってしまうことを、この本ではプラシーボ効果と呼んでいる。 「新薬の有効率が50%でプラシーボの有効率が35%だった場合、薬そのもののによる実質的な効果率は15%であり、プラシーボに劣るということにもなります。」 と書いてありました。 プラシーボなら副作用もないし、そっちのほうがいいな。 私たちの脳や身体はもともと病気をなおす力を持っていて、それをうまく発揮できれば病気はなおる、というのが著者の言いたいことで、プラシーボ効果はその好例となっています。 人間はもっと自分に自信を持たなくてはいけないね~~
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