噴流工学 の商品レビュー
”速度をもった流体が小孔(スリット、ノズル)から 空間中に噴出する現象、いわゆる噴流現象” に特化した技術書自体が他にないので、それだけでまず貴重。 図書館で探したけど置いていなかったので、ネット通販で購入。 前半(基礎)部分の自由噴流、壁面噴流、衝突噴流の 記述が非常に参考に...
”速度をもった流体が小孔(スリット、ノズル)から 空間中に噴出する現象、いわゆる噴流現象” に特化した技術書自体が他にないので、それだけでまず貴重。 図書館で探したけど置いていなかったので、ネット通販で購入。 前半(基礎)部分の自由噴流、壁面噴流、衝突噴流の 記述が非常に参考になった。 それと仮想原点という考え方も知らなかったので勉強に なった。 試しに私が測定した丸孔の超音速ノズルを用いた流速プロットで、図3-12 三次元円形乱流自由噴流の無次元速度分布 u/(um) - y/(b(1/2))をグラフを描いてみたけど、本書のような直線にはならず、横軸がある程度以上大きくなると反比例するような結果になった。(原因は未だ不明、考察中。) あと、細かなことだけど、図3-3のグラフのポイントがおかしい。Q値のいちばん小さいプロットがx最大のものとなっていないので。 まだまだ本書を理解していない部分も多くて、読み応えもあるので、あと1ヶ月近くは繰り返し読むかも。
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