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白色の残像・浅草エノケン一座の嵐 の商品レビュー

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2018/09/15
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白色の残像/坂本光一:第34回大賞受賞。1988年 高校野球。勝つために作戦を練るあまり、エスカレートする戦略。事故が起きてももみ消す。そして野球賭博。 そんな高校野球界をどうにかすべく、二人の元高校球児が監督となり、高校野球で争う。 高校野球ぽさは伝わった。一生に一度だからね。 浅草エノケン一座の嵐/長坂秀佳:第35回大賞受賞。1989年 戦前昭和10年代のエノケンを主人公とした殺人事件。もう一人えのけんと呼ばれる役者がいて、それが殺される。 昭和初期ぽいセリフまわしに最初は違和感を覚えたけど、すぐ慣れる。いろんな登場人物がいて、それぞれの事情があり、意外とおもしろかった。せっかく大賞とったのに、なぜか酷評。ちょっと性質が違うのかも、とは思うけど、しつこいが意外とおもしろい。もう小説は書いてないみたいだけれど。

Posted byブクログ