キリンの涙(2) の商品レビュー
シリーズ第2弾。夫の…
シリーズ第2弾。夫のドメスティックバイオレンスが原因で過去に離婚をした彼女。だけど、彼女のことを真剣に考えてくれる男性が現れ、とうとう結婚を決意します。 10年前に失踪した少年の行方探しが今回のメインストーリーですが、それとあわせて彼女の結婚への道のりも楽しめると思います。
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微妙。元の話を良いよ…
微妙。元の話を良いように思えますが、翻訳の過程で少し作品の感じがかわっていったのだと思います。
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イギリスの作家アレグザンダー・マコール・スミスのミステリ作品『キリンの涙―ミス・ラモツエの事件簿〈2〉(原題:Tears of the Giraffe)』を読みました。 アレグザンダー・マコール・スミスの作品は、8年以上前に読んだ『No.1レディーズ探偵社、引っ越しす―ミス・ラモ...
イギリスの作家アレグザンダー・マコール・スミスのミステリ作品『キリンの涙―ミス・ラモツエの事件簿〈2〉(原題:Tears of the Giraffe)』を読みました。 アレグザンダー・マコール・スミスの作品は、8年以上前に読んだ『No.1レディーズ探偵社、引っ越しす―ミス・ラモツエの事件簿〈3〉』以来なので久し振りですね。 -----story------------- N0.1レディーズ探偵社、今日も大忙し! ボツワナ唯一の女探偵マ・ラモツエは幸せだった。 自らおこしたNo.1レディーズ探偵社の経営も順調だし、なんといってもすばらしい男性、ミスター・J・L・B・マテコニと婚約したのだ。 いそいそと結婚準備を進めていたところへ、新しい依頼人がやってくる。 アメリカから来たというそのご婦人は、十年前この地で消息をたった息子マイケルに何が起こったのか知りたいと言う。 アフリカに魅せられ、ボツワナの村で現地の人々と暮らしていたというその青年の足跡を追って、ラモツエはサバンナへ出かけていくが??。 持ち前の洞察力と行動力がますます冴える、好評「ミス・ラモツエの事件簿」第二弾! ----------------------- 2001年(平成13年)に刊行された作品……サバンナのミス・マープルことボツワナで唯一の探偵ミス・ラモツエが活躍するNo.1レディーズ探偵社シリーズの第2作です。 アフリカの心を持つアメリカ人青年・マイケルの失踪話を軸に、婚約したマ・ラモツエとミスター・J・L・B・マテコニに家族が増えるエピソード、根性の悪いメイドの陰謀、探偵助手に昇格した秘書のマ・マクチの初事件等が語られます……事件解決だけでなく、人生とは、愛とは、道徳とは、といった大問題から、子どもの躾、無謀運転、睡眠時間や体重等々のマ・ラモツエを取巻く問題がユーモアたっぷりに描かれています、、、 10年前のアメリカ人青年・マイケルの失踪話は哀しい結末でしたが……それでも、マ・ラモツエの活躍により、それなりの決着を迎えることができて安心しました。 牧歌的で長閑な環境の中で繰り広げられる身近な事件(相談事、依頼事)を着実に解決するという展開で、陰惨な場面がなく安心して読めるシリーズですね……第1作は未読なので、ぜひ読んでみたいなー
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『キリンの涙 ミス・ラモツエの事件簿2』 アクグザンダー・マコール・スミス 小林浩子/訳 Tears of Giraffe -- Alexander McCall Smith ヴィレッジブックス 以前紹介したボツワナの女探偵マ・ラモツエの第2弾です。前作では自動車整備工のJ・L...
『キリンの涙 ミス・ラモツエの事件簿2』 アクグザンダー・マコール・スミス 小林浩子/訳 Tears of Giraffe -- Alexander McCall Smith ヴィレッジブックス 以前紹介したボツワナの女探偵マ・ラモツエの第2弾です。前作では自動車整備工のJ・L・B・マニコテのプロポーズを受け入れた所で終わってました。その後のラモツエの私生活と2つの事件が中心になっています。 事件1 依頼人は白人のアメリカ女性。10年前、夫の仕事の関係で2年間ボツワナで暮らした。息子はアフリカの虜になり、大学進学も取りやめて同じような志の仲間とアフリカの農業を発展させようと実験するコミューンで暮らすようになった。ところが、ある日消息が掴めなくなってしまった。警察もお手上げの事件をラモツエは引受けてしまう。 事件2 依頼人は肉屋の経営者。彼は真面目で実直な男だが妻は服装にお金をかけ、息子を私立の学校に通わせる。息子の学費は奨学金を受けたと言ってるが、何かおかしい。それにいつも帰りが遅い。妻は浮気しているんじゃないか? 問題1 ラモツエとマニコテの婚約はいつの間にか町中の人に知れ渡ってしまう。マニコテはダイヤの指輪を買ってやるよう周りに勧められる。倹約家の彼はダイヤの金額を聞いて驚く。 問題2 結婚するにあたり住居を一つに決める必要がある。広いけど町から外れているマニコテの家よりも町中にあるラモツエの家で暮らすことにした。メイドも2人いらない。ラモツエのメイドはよく働くがマニコテのメイドは怠け者なので、別の雇い主を紹介することにした。ところが、今までラクしていたマニコテのメイドは、他で働く気にならない。ラモツエに坂恨みして反撃に出る。 問題3 マニコテは孤児院の車や機械を無償で修理していた。院長から最近入所した姉弟を紹介され、里親にならないかと勧められる。事情を聞いたマニコテは気の毒になり、とりあえず自分の家に連れて帰る。そんな大事な事を相談しないで決めてしまい…ラモツエに何と話そうか?と悩む。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ラモツエは30代後半、マニコテは45歳、若くないカップルだけど、とても微笑ましい。何よりマニコテがラモツエを職業婦人としても人間としても尊敬しているのがいい。 この作者は男性だけど、並の女性以上にフェミニストだと思う。そして男とか女とかでなく、白人とか黒人とかでなく、良質な人間とそうでない人間はどこが違うのか?ということを問うている気がした。
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女探偵がボツワナの人々を取り巻くちょっとした事件を解決していく話だけど、彼らの価値観は私の価値観とかなり違って、そうかぁ、知らない間に押しつけがましくなってるのかもな、って思わされた。
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このまったりとした空気がすきです。ボツワナに行ってみたくなります。(でも蛇やサソリがねぇ)ちょっぴりハードボイルドなのは探偵社だから。
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