現代を生きるキリスト教 の商品レビュー
キリスト教についての知識をもたない大学生向けの教科書として執筆された本です。 はじめに「宗教としてのキリスト教」と「聖書概説」の章が置かれており、キリスト教を学ぶことの意義について、わかりやすく語られています。その後、男と女、家族、富、グローバリズム、民族主義、生命、環境、終末...
キリスト教についての知識をもたない大学生向けの教科書として執筆された本です。 はじめに「宗教としてのキリスト教」と「聖書概説」の章が置かれており、キリスト教を学ぶことの意義について、わかりやすく語られています。その後、男と女、家族、富、グローバリズム、民族主義、生命、環境、終末論といった、比較的アクチュアルなテーマについて、キリスト教の立場からどのように考えればよいのかという議論が展開されています。 宗教にもキリスト教にも特別な関心をもたない学生に対する配慮が感じられる入門書です。ただ、親しみやすいテーマに限定されているため、キリスト教についてある程度関心のある読者をキリスト教学ないし神学の入口にストレートに導く本とはいいがたいようにも感じました。
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