パンの鳴る海、緋の舞う空 の商品レビュー
不思議な世界観だったな・・・ スチールパンの音色が、私の頭の中で鳴り響いてる。 そんな鮮やかな描写が、 「彼女らしいな」 と納得させられてしまう。 だから、不思議なんだ。
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とにかく鮮やか!!! NYとトリニッダ・トバコの映像。 鳴り響くパンの音。 飛び立つ鳥たちの姿。 それらのすべてが 鮮明に浮かび上がる。 『チェリー』とは異なる、大人の恋愛。 どきどきしたー。
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野中さんの作品は、画になりすぎる!!鮮やかな描写に胸に迫る切ない想いは、全身を熱くさせてくれます。 最初の2章でかなり落ち込ませてくれて(それ程心を裂くような共鳴を感じさせてくれる)、その後の3,4で揺さぶってくれます…良い方にも悪い方にも。 でも、最後の「笑顔」ではにかまずには...
野中さんの作品は、画になりすぎる!!鮮やかな描写に胸に迫る切ない想いは、全身を熱くさせてくれます。 最初の2章でかなり落ち込ませてくれて(それ程心を裂くような共鳴を感じさせてくれる)、その後の3,4で揺さぶってくれます…良い方にも悪い方にも。 でも、最後の「笑顔」ではにかまずにはいられない!! 映画を観た訳でもないのに、そのラストシーンが画でリフレインする。お気に入りの作品です。
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日本の生活に疲れNYで独り暮らしをするマヤは、新聞広告を通じて地下鉄の車掌をする黒人グレゴリーと知り合います。ふたりはともに恋多き大人の男と女。友達もいてもいて、それなりに楽しい日々を送っているはずでした。けれど、そんなふたりの胸には、ぽっかり風穴が開いていたのです。孤独、喪失、...
日本の生活に疲れNYで独り暮らしをするマヤは、新聞広告を通じて地下鉄の車掌をする黒人グレゴリーと知り合います。ふたりはともに恋多き大人の男と女。友達もいてもいて、それなりに楽しい日々を送っているはずでした。けれど、そんなふたりの胸には、ぽっかり風穴が開いていたのです。孤独、喪失、倦怠、惰性、不安・・・流されるように生きてきたふたりが惹かれあったのは、心に同じような傷を負っていたから?電話の声だけしか知らなかったマヤとグレゴリーは、束の間の休暇を利用して、カリブのトリニダッド・ドバコ島で会うことを約束します。運よく出逢えればOK、会えなければそれまで。。。。。アフリカ系アメリカ人の男と、遠く母国を離れて異国の地で暮らす日本人女性。カリブの海と素朴な人々の島の生活。耳に心地よいカリビアン音楽。異国情緒とカーニバルの熱気。非日常的な空間で、真摯に向き合ったふたりの恋の行方は・・・・・。 ちなみに、?パン?というのはスティールドラムのこと、?緋の舞う〜?とは真紅の羽をもつスカーレット・アイビスというトリニダードの国鳥のことを指しています。色彩、音、香り、肌触り等など、五感を刺激される小説でした。
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この人の本を読んでいる時に 頭に浮かぶ映像が好き。 恋愛小説には限界があって 好みがいろいろあると思う。 物語そのものではなく、 頭に浮かんだ只ひとつの映像が強烈で ながく覚えていることになる。
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