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経済成長神話からの脱却 の商品レビュー

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2012/05/03

例示が多く長ったらしいが、要は一定の所得層(及びそれらの層の多い先進国)では富(経済成長)と幸福度が比例しなくなってきており、幸福度を高めるためには個人の創造性を育む政策が必要。 それは経済のシフトダウン(あえて経済成長を鈍化させること)であり、余暇(時間)を増やす、など個人的満...

例示が多く長ったらしいが、要は一定の所得層(及びそれらの層の多い先進国)では富(経済成長)と幸福度が比例しなくなってきており、幸福度を高めるためには個人の創造性を育む政策が必要。 それは経済のシフトダウン(あえて経済成長を鈍化させること)であり、余暇(時間)を増やす、など個人的満足度をたかめらるようにすべし、といった内容。

Posted byブクログ

2010/12/20

内容は、 1章 経済成長というフェティシズム 2章 経済成長が人々を幸福にできない理由 3章 消費資本主義とアイデンティティ 4章 進歩という隠れイデオロギー 5章 政治にできること 6章 労働の意味を考え直す 7章 環境を消費する経済からの脱却 8章 ポスト経済成長社会 となっ...

内容は、 1章 経済成長というフェティシズム 2章 経済成長が人々を幸福にできない理由 3章 消費資本主義とアイデンティティ 4章 進歩という隠れイデオロギー 5章 政治にできること 6章 労働の意味を考え直す 7章 環境を消費する経済からの脱却 8章 ポスト経済成長社会 となっていて、新自由主義の行き過ぎで普通に考える人たちも市場の異常な動きに疑念をいだいているのだが、その疑念を払拭するロジックが満載だ。 で、代案となる政策を提示している。 幸福主義=エウデモニズム。 筆者が言う「政治のシフトダウン」が求められるところである。

Posted byブクログ