天国にそっくりな星 の商品レビュー

神林長平(著者)

文章は主人公天界の一…

[文庫ＯＦＦ]

文章は主人公天界の一人称で書かれていて、能天気で前向きなくだけた口調が楽しいく、読みやすかっです。また、ヴァルボス人とのズレた会話にも笑えます。天界は日陰症のため恋人を連れて影のない惑星ヴァルボスに移住し探偵をしていたが、ある日２つの依頼が舞い込む。１つは家出少女、もう１つは凶悪犯の捜索。それは「我々は本当の意味で生きていない、修行をし死後の世界を体験することで本当の姿を知れる」という宗教団体に繋がり、ヴァルボス星の驚くべき謎が・・・。軽い感じの書き方だけど死とか生とか考えると意味の深い小説だと思います。

世界も真理も関係ない…

[文庫ＯＦＦ]

世界も真理も関係ない、恋人がいればそれでいい、「目に見える世界は幻、真実はこうなのだ！」「で、だから何？」そんな感じの主人公が素敵ですね。

地球から惑星ヴァルボ…

[文庫ＯＦＦ]

地球から惑星ヴァルボスに移住した坂北天界。やがて彼はヴァルボスの驚くべき真実に突き当たる。主人公の恋人が娼婦であったり、日陰症という奇病を二人とも患っていたり、舞台設定が面白い。

2020/03/02

　「天使にはなれない」

今さらながら神林長平の本は、カバーイラストが雰囲気を表現しているのに気が付いた！

2015/03/24

なんて魅力的な玲美。
これまでよりもちょっととぼけた感じで、山田章博の漫画を思い出しました。表紙の絵が、ちょっと抜けた感じと合ってるなー、と。
何を平然とタクシーの運転手を。

2014/07/25

ガチガチのSFでハードボイルド。
ジャンドゥーヤがいい味出してるのと、何よりも表紙に描かれたおんなのこのイラストがかわいいんだな(=ﾟωﾟ)

2010/01/31

おれは坂北天界、私立探偵だ。太陽光が原因の奇病・日陰症のせいで、愛する玲美とともに、ここヴァルボスへと移住してきた。青空はきれいなのに、影ができない不思議な惑星だ。そんなある日、2件の捜索依頼が舞いこむ。ひとりはヴァルボス人の犯罪者ザーク、もうひとりは地球人の宗教団体教祖の家出した娘。調査を始めたおれは“死後の世界に真実がある”という教義に触れ、ヴァルボスのとんでもない秘密を知るが…。

この人にしては割と内容が軽くて読みやすい感じがしました。いうなれば神林入門みたいな。ですが失われていない神林節！

2009/10/04

太陽光が原因の奇病・日陰病のため、ヴァルボスへと移住してきた私立探偵にある依頼が舞い込む。

ヴァルボス人の犯罪者の捜索と、某宗教団体教祖の家出した娘の保護。

その果てに見たヴァルボスのとんでもない秘密とは?

2009/10/04

　実はこれが初めて読んだ神林長平作品。まあ、買ったときは元長柾木の解説が付いてるってことで買ったんですけど。　文体自体は「SF！」って感じがして、慣れないと読みにくいかも。　ストーリーはハードボイルドなのかなんなのか。急に抽象的な観念の話になって、展開の早さに着いていけないこともしばしば。読みにくいので万人には勧められないけど、嫌いじゃない。そんな本。