指が月をさすとき、愚者は指を見る の商品レビュー

四方田犬彦(著者)

2023/02/24

〖本から〗
英雄を必要とする国が不幸なのだ
よき細工は少し鈍き刀を使う
指が月をさすとき、愚者は指を見る
寛容とは侮辱である
みんな、お菓子をたべればいいのに　（マリーアントワネット）

人生とは記憶ではないだろうか

「自分の技能に自信のある職人は、ゆったりと仕事にとりかかり、まるで遊んでいるかのようにはたらきながらも、確実に仕事をやり遂げる。一方、自信のない職人、まるで全世界を救っているかのような勢いで仕事に打ち込み、そうるることによってのみ、はじめて何かを成し遂げられる」
エリック・ホッフアー　「魂の錬金術」

エドガール・モラン
世界がこれからどうなって」いくのか、確実にいえることは、、二つしかない。第一の原則は、予期しないことがドンドン起きるということである。（略）
第二の原則は、人間はいったんある行動を始めてしまうと、それを止めることができなくなり、その結果、当初に考えていたこととまったく逆の結論をえることになってし９まうことである。

友には美貌を　　　オスカー・ワイルド
もっともこのアフォリズムは、友は美貌をもってよしとする、というだけのメッセージではありません。美しきものはすべからく友とすべし、という逆の意味も含んています。

セクシャリティというのは、人間の数だけ存在しているといったのは、フランスの思想家ミシェル・フーコでした。

喜劇役者　ジュリー・ルイス
「人生とはすばらしい観光旅行だ」

「地上とは思い出ではないだろうか」　稲垣足穂

人間の心を蝕むものはいくらでもありますが、そのうち、もっとも厄介で、一度取りつかれてしまったらなかなか治療することの難しい病気の中に、後悔と罪悪感というものがあります。

おわりよければ、すべてよし　　ウィリアム・シェークスピア
All's well that ends well.

2009/10/04

05/11/26読了。
タイトルとなっているこの科白は、そのままの意味にも取れる。が、その実、深さが隠された言葉でもあるのです！