警視庁心理捜査官(下) の商品レビュー
猟奇殺人犯の暴走は止…
猟奇殺人犯の暴走は止まらない。警視庁内で孤立してしまう主人公。結末には驚きました。続編が読みたいなぁと思いました。
文庫OFF
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すごく珍しい女性向けっぽい警察小説! 警察物で女主人公ってなると、基本男の理想部分が目立つ、中身男寄りか男の考える女というキャラクターになりがちだが、爽子さんは女性寄りな感じでとても良かった。 書く人によって内面の女性性の描写が全然違ってくるという気付きを得た。 藤島への気持ちを鏡の前で吐き出すシーンは本当に良かった。 キャラクターに関して、爽子自体と爽子と藤島のバディはとても良かったのだが、藤島単体は逆にあんまりかっこよさが見いだせないと言うか、若干舞台装置感が否めなかった点が惜しい。 心理捜査を際立たせる為に岸の掘り下げももっと欲しいと感じた。 式部は地獄に堕ちろ。以上。
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06月-16。3.0点。 犯人の姿が見えず、つづく事件。捜査本部は停滞し、心理捜査官の主人公は捜査パートナーと共に孤立していく。。 主人公の暴走が行き過ぎの感じが強かった。ま、しっかりとしたストーリーだとは思う。
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上下巻に分かれた長編小説。心理捜査官らしい活躍場面は少なく、他部署との関係の悪さが強く印象に残った。ラストの単独突入は、自分の身の危険だけでなく、犯人取り逃がしの危険もあり、ちょっと信じられなかった。
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連続殺人犯を追う心理捜査官の爽子。 猟奇的な犯人に迫るたび、周りとの距離が開いていく。 心理捜査を認めてもらえない悲しさと悔しさが、益々爽子を犯人に近付ける。 そして危険な行動にまで走らせる。 そんな爽子を応援しながらも後半は爽子の近くで事件を見ているような気になった。 でも、そんなときにはっと我にかえるような展開が…残念。 (あれだけ犯人にボコボコにされたのに、身軽に動けることって…ちょっと考えられない…) 全体的には面白かったと思う。 2020.3.14
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女を辱めながら嬲り殺すことに快感を覚える犯人の暴走は止まらない。一方、心理捜査官・爽子は、捜査本部の中で孤立を深めていた。存在自体を異端視される中、彼女は徐々に猟奇殺人の核心に迫る。息をもつかせぬ展開、そして迎える驚愕の結末。
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岸の居場所を割り出し、拳銃を借りたあと…トイレでいきなり恋愛について考えるのは意味不明。そこはすぐ現場に向かうんじゃないのか? やたらと犬に例えるのも、よく分からない。 視点が変わるとことか、理屈っぽい話が急に入るとこなど、あまり好みでなかった。
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【古書】爽子、柳原、由里香に共通する暗い過去。由里香の聴取には生かされない心理捜査。参考人からの圧力によって捜査から外されるが、服務規定に違反して真相を究明する場面までは良かった。しかし、終盤で犯罪捜査の常識を逸脱する爽子の単独行動は、昭和の刑事ドラマそのもの。「作品世界に合わせ...
【古書】爽子、柳原、由里香に共通する暗い過去。由里香の聴取には生かされない心理捜査。参考人からの圧力によって捜査から外されるが、服務規定に違反して真相を究明する場面までは良かった。しかし、終盤で犯罪捜査の常識を逸脱する爽子の単独行動は、昭和の刑事ドラマそのもの。「作品世界に合わせてリアリズムを設定する」と著者は言うが、読者に違和感を抱かせる展開はいかがなものか。
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心理捜査官 吉村爽子と藤島は、犯人に迫れるのか。 警察官として、組織内の孤立が深まる中、犯人の牙が近づく。 二転三転のノンストップミステリー、下巻です。
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現在も警察社会はこうなのかなぁ? なんだか悲しいわ。。。 正しい事を言っても階級や性別で通らないなんて。 爽子と藤島が今後どうなるのか気になるところだ。
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