京の町家 丁寧な暮らし の商品レビュー
1997年に京都でCOP3が開かれて以来、京都の「町家」が環境にやさしい住宅として注目されているという。 この本には、当たり前のように物を大切に扱う生活が、京の四季の移り変わりとともに描かれている。なんでも使い捨てが当たり前の世の中に、「できるだけものを増やさないような努力」「あ...
1997年に京都でCOP3が開かれて以来、京都の「町家」が環境にやさしい住宅として注目されているという。 この本には、当たり前のように物を大切に扱う生活が、京の四季の移り変わりとともに描かれている。なんでも使い捨てが当たり前の世の中に、「できるだけものを増やさないような努力」「あるものを上手に使いまわす、あるもので間に合わせる」知恵や工夫を労をいとわず実践することが、「生活に張りをもたらす」ことにつながると語る。あえてリデュースとかリユースとか喧伝しなくてもよい生活がそこにはある。 ひと手間かけることによって、物や家に対する愛着が増し、人への思いやりが伝わる生活を、自分自身忘れていることを認識させられた1冊だ。
Posted by
- 1