のら犬・のら猫 の商品レビュー
2019年9月22日再読。 野良犬のボケを読んで、涙でた。 ボケどこへ行ったんやろ。。。 三太。。。涙なしじゃ読めない。 犬の純粋さ。鴨居羊子の犬に対する愛情。 犬の人間に対する、けなげさと純真さ。 かけひきのない態度。 私は出来てるんだろうか。。。 鴨居羊子の書く物はぜんぶ...
2019年9月22日再読。 野良犬のボケを読んで、涙でた。 ボケどこへ行ったんやろ。。。 三太。。。涙なしじゃ読めない。 犬の純粋さ。鴨居羊子の犬に対する愛情。 犬の人間に対する、けなげさと純真さ。 かけひきのない態度。 私は出来てるんだろうか。。。 鴨居羊子の書く物はぜんぶ好きだ。
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鴨井羊子? 誰? 図書館で目についた本の前を、どうしても素通りできなかった。 表紙をめくって目に飛び込んできたのは、犬や猫の絵。 ちょっとトボけた顔、それでいて生き物の孤独、というものと、体温を感じさせる犬や猫の姿だった。 初めて触れる作家の本のページをめくるのは、いつも、少し...
鴨井羊子? 誰? 図書館で目についた本の前を、どうしても素通りできなかった。 表紙をめくって目に飛び込んできたのは、犬や猫の絵。 ちょっとトボけた顔、それでいて生き物の孤独、というものと、体温を感じさせる犬や猫の姿だった。 初めて触れる作家の本のページをめくるのは、いつも、少し緊張する。 読み始めて馴染んでくる感じ・・・ああ、この人のこと、好きかもなあと思った。 昭和の空気と、羊子さんの斬新さと、ふかーい愛情。 一緒に暮らした犬たち猫たち、近所の犬たち猫たち。 私自身、いろんな猫と過ごした。 今は犬と暮らしている。 このエッセイ、動物を擬人化してる? いいえ、犬も猫も人も、同じっていうだけ。 もし犬が人のことを本に書いたら、擬犬化って言うのかな? ふふふ。犬が書いた本があったら読んでみたい。
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犬猫好きな人にはたまらないと思います。 鴨居さんが、動物と同じ目線で交流し、共感してるのがすごいです。
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下着デザイナーという肩書きとか、扇情的なタイトルで、自由奔放な女性の、女ならではと思われがちなエッセイは、新聞記者出身(短い文章が上手い!)という経歴がうかがえる、しかとした技術に支えられためちゃくちゃな「玄人」さで、その奔放さ繊細さ、センチで正確で豊かな感性をあますことなく伝え...
下着デザイナーという肩書きとか、扇情的なタイトルで、自由奔放な女性の、女ならではと思われがちなエッセイは、新聞記者出身(短い文章が上手い!)という経歴がうかがえる、しかとした技術に支えられためちゃくちゃな「玄人」さで、その奔放さ繊細さ、センチで正確で豊かな感性をあますことなく伝えて魅力的です。鴨居羊子コレクションの2巻目は、『のら犬のボケ』『のら犬のボケ・シッポのはえた天使たち』『のら猫トラトラ』をまとめたもの。なかでも「まだ大阪の町に戦後の色が残っていたころ」に書きためられた『のら犬のボケ』は、読むたびに、行きずりの愛しいものをわしゃわしゃと撫でくりまわしたくなるあの感じに襲われます。チャーミングだ。犬も、もちろん彼女も。
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