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シーザーの埋葬 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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シーザーという名前の…

シーザーという名前のチャンピオン牛をめぐるトラブル&殺人事件。ネロ・ウルフとアーチー・グッドウィンのやり取りが楽しい、なかなかコメディーな作品です。

文庫OFF

2024/07/08

1939年発表ネロ・ウルフシリーズ6作。全米チャンピオン牛というなんとも先の見えない(展開の予想がつかない)大道具を使いながらも、設定は名家の確執というオーソドックスなミステリ。アーチーとウルフの抱腹絶倒の掛け合いはもちろんだが、アーチーの探偵としての機敏さ、有能さが特に際立って...

1939年発表ネロ・ウルフシリーズ6作。全米チャンピオン牛というなんとも先の見えない(展開の予想がつかない)大道具を使いながらも、設定は名家の確執というオーソドックスなミステリ。アーチーとウルフの抱腹絶倒の掛け合いはもちろんだが、アーチーの探偵としての機敏さ、有能さが特に際立っている。本拠を離れ、単身駆け回るアーチーが、ずぶずぶと数多の種類の罠と策略にハマりながらも機知を発揮して窮地を抜け出す痛快さが魅力。

Posted byブクログ

2023/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シーザーって牛だったのね(´・ω・`) タイトルだけ見て思ってたのとは違いましたけど、読み進めて、なるほどと思いました。 高級な牛というのは、日本だけじゃないんですね。 牛の死と、その周囲で起こる殺人事件。 証拠の牛が焼かれてしまう!? この時代に、よく頑張った、ウルフさん。 今なら、もっと簡単に証拠を立証できたんだろうなぁ~ いつものウルフさんとアーチーのやりとりに、リリーローワンも加わって・・・・ 事件の内容ももちろんですが、この3人のやりとり、アーチーのつぶやきが、やっぱり一番面白い要因ではないかと思っております。

Posted byブクログ

2010/08/16

 読めば読むほど楽しくなってくるネロ・ウルフシリーズである。おもしろい、ほんとうに。  今回は、冒頭のウルフ大冒険がものすごくキャッチーで一気に物語に入り込んだ。バーベキューにされかかった牛による殺人、というスタートはものすごいけれど、それを解決するに至るウルフの推理の流れが、...

 読めば読むほど楽しくなってくるネロ・ウルフシリーズである。おもしろい、ほんとうに。  今回は、冒頭のウルフ大冒険がものすごくキャッチーで一気に物語に入り込んだ。バーベキューにされかかった牛による殺人、というスタートはものすごいけれど、それを解決するに至るウルフの推理の流れが、まいどおなじみとはいえ、うーんやられた、という感じがするのである。  もちろん、アーチー君の活躍と毒舌もさえていて、今回はちゃんと留置場まで行く上に、しっかりと素敵な女性と(まじめに)アバンチュールしているだけに見所が多い。彼、実はスーパーなのであって、ウルフさえいなければ完璧に主人公レベルだけど、それがワトスンであるあたりが、このシリーズの凄みであろう。  ある意味犀川・萌絵シリーズにちょっと似ているかも(感情がもっと大人だけど)って、今初めて気がついたのである。

Posted byブクログ

2009/10/04

その安楽椅子探偵が、自分の蘭を自慢するため(!)ニューヨーク州北部に出かけ、車の事故を起こしてレストラン・チェーン王の屋敷に救いを求める。 その屋敷の複雑な人間関係の中、若者が牛に殺された?!? この二作とも、アーチーとネロ・ウルフの楽しいコンビが、皮肉やユーモアをふんだんに散り...

その安楽椅子探偵が、自分の蘭を自慢するため(!)ニューヨーク州北部に出かけ、車の事故を起こしてレストラン・チェーン王の屋敷に救いを求める。 その屋敷の複雑な人間関係の中、若者が牛に殺された?!? この二作とも、アーチーとネロ・ウルフの楽しいコンビが、皮肉やユーモアをふんだんに散りばめた丁々発止の会話を交わしながら事件を解決していく、一昔前のスタイルではありますが楽しい読み物でした。

Posted byブクログ