ハックルベリ・フィンの冒険 の商品レビュー
この本は「トムソーヤ…
この本は「トムソーヤ」を先に読んでからお読み下さい。人種差別や冒険話しが沢山出てきてあっという間に読めてしまいます。ある意味「トムソーヤ」より面白いかも・・・
文庫OFF
自由と開放の地を求め…
自由と開放の地を求め、相棒の黒人ジムとミシシッピ川を下る筏の旅に出るハックルベリ。様々な人種や身分の人々との触れ合いを通して、人間として本当に大切なもの、かけがえのない真実を見出してゆく、感動長編。
文庫OFF
高校生のときにブルーハーツの1000のバイオリンを聴いてから気になってた作品。15年以上経ってからやっと読んだ。トウェインが描くアメリカの自由の精神とはどういうものか、改めて感じられた、かな。ハックの前向きさと勢いと成長が眩しい。あと表紙がカワイイ。
Posted by
アメリカで奴隷制度があったこと、今でも黒人の差別で何かとニュースになることは何となく聞いたことがある。しかし、「奴隷」の黒人がいた時代のアメリカでどのように扱われていたか、白人黒人がお互いどのように日々を過ごしていたかを多少なりとも理解を深めさせてくれる話だった。それとアメリカに...
アメリカで奴隷制度があったこと、今でも黒人の差別で何かとニュースになることは何となく聞いたことがある。しかし、「奴隷」の黒人がいた時代のアメリカでどのように扱われていたか、白人黒人がお互いどのように日々を過ごしていたかを多少なりとも理解を深めさせてくれる話だった。それとアメリカにおけるキリスト教徒としての在り方とか。 さて本書はハックの冒険日記みたいなものである。トムソーヤーとは異なるハックならではの苦しみを背負いつつ、巧み過ぎる世渡りでなんとか生きていくサバイバル。冒険というよりもっとふさわしい表現がある気がするが思い浮かばない。ゆく手に現れる、ギリギリ普通そうでかねり危険な大人たちがその都度怖い。渡る世間は鬼ばかり、ってのが頭に浮かんだ。 冒頭の黒人の話題に戻るが、ハックとジム、さらにその他の黒人とのやりとりが一番印象に残った。ハックはジムはお互いを大事な理解者とはしているが、親友とか相棒、というのとは違い現代から見たら差別的なものでもある。しかしそこに悪気とか見下すとかではない自然な意識に見えた。例えるなら農家が家畜を大事にするようなものだろうか。勿論、黒人をひどく扱う白人もたくさん出てくる。また、黒人の側もそれを差別とは意識せず白人との違い自然なものとして生きているように見えた。それが自然だったのだろう。キリスト教の話もよく出るが、教えの中でも白人と黒人の差別は不自然ではないのかな?事情に詳しく無い人間の感想だが、、、 最後に、なんで終盤にあの人が急に出てきたんだろうか。そこはもやもやするし、あとかなり長い話なのも気になるが読んで良かった話でした。
Posted by
黒人差別というものは実際見たわけでもなく、全くわからないものだったが、当時の南部の雰囲気と共にその扱いがわかる。いかにハックが必死であるかも…
Posted by
さらっと読んだだけでもとっても面白いけど、じっくり読み直すともっと面白いんだろうな。個人的には第31章、ハックが自分の中の「道徳」心と闘いながら、売り払われたジムを助け出そうと決意するくだり、「よし、それなら、オレは地獄に行こう。」… 震えた。本当に読むべき小説。
Posted by
前から読みたいと思っていた名作を読む。 長かったけど面白かった。 やんちゃ坊主の冒険譚。 次々とテンポよく巻き起こる騒動とハックの機転のよさと古き良きアメリカとでもいうようなのどかさが読んでいて気持ちがいい。
Posted by
長らくかかったが読了。 途中少々中だるみがあったけど、終盤トムが登場してからがまた楽しかった。 ハックは14才の設定。我が愛息も今日で14才。環境によって子供というのはこんなにも育ち方に違いがでるんだなぁ。
Posted by
自由で物怖じしないハックと心優しいジムだからこそ、冒険が恐ろしいものではなくワクワクしてサッパリとしたものになるのではないかと感じた。 トムはどんな子なのだろうともっと知りたくなったので、トムソーヤの冒険も読んでみようと思う。
Posted by
トムソーヤからの続きで読書開始。 まったくの続編なので期待しつつ読んだのだが 最初の方がどうもとっつきにくかった。 終盤もトムの行動が良く分からないというか、 自分の考えに固執した行動しかとらず、 読み手はいらいらさせられる。 解説を読み、そういう解釈の仕方があるのかと、 あ...
トムソーヤからの続きで読書開始。 まったくの続編なので期待しつつ読んだのだが 最初の方がどうもとっつきにくかった。 終盤もトムの行動が良く分からないというか、 自分の考えに固執した行動しかとらず、 読み手はいらいらさせられる。 解説を読み、そういう解釈の仕方があるのかと、 ある程度納得はしたが。 面白いのは、この本がただの冒険小説ではなく、 所々に奴隷問題、人種差別、宗教問題、当時の風俗というものが ちりばめられていることだろうと思う。 また、解説にもあるが、ウォルター・スコットなど、 各所にトゥエインが暗喩しているものを探し、 その意図を考えてみるのも面白い。 そしてまた、こういう時代から まだ200年も経ってないんだなぁと改めて考えてしまう。
Posted by
- 1
- 2