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カナンの呪い の商品レビュー

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2010/06/15

内容と読みごたえのある一書でした。陰謀論に度々でてくるユダヤ人と呼ばれる人達は実はカナン人がセム人(本来のユダヤ人)に成り済まし、世界秩序の実権を掌握しているという内容。古代バビロニアから振り返り現在に至るまでのカナン人の侵略横暴の様子が綴られている。 ◆カナン人の仕向けた南北...

内容と読みごたえのある一書でした。陰謀論に度々でてくるユダヤ人と呼ばれる人達は実はカナン人がセム人(本来のユダヤ人)に成り済まし、世界秩序の実権を掌握しているという内容。古代バビロニアから振り返り現在に至るまでのカナン人の侵略横暴の様子が綴られている。 ◆カナン人の仕向けた南北戦争中にセム人の血をひくロシア皇帝が東海岸と西海岸に艦隊を派遣し連邦側を応援し牽制した。カナン人はロシア皇帝に対する憎悪を強め、日露戦争を経てロシアを弱体化しレーニンを使って革命を起こさせた。共産主義自体がカナン人の産物で、マルクスに共産党宣言を書かせ、自分たちの手によって世界に広めた。 ロシア革命後、世界一の富豪だったニコライ二世の財産は没収され、ソビエト統治の資金に運用される。ロシア民族を淘汰する目的でソビエトにおいて虐殺を行う。 ◆フランス革命もカナン人による国家転覆を狙ったクーデター。カルヴァン派のユグノーを虐殺することでフランス革命の遠因を作る。ユグノー戦争を実質指揮したのはシャルルではなく、カトリーヌメディチ。ユグノーはナントの勅令を得るがルイ14世によって破棄される。 陰謀論に固執しなくても世界史の勉強になります

Posted byブクログ