星からきた探偵 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルからクレメントの代表作「二十億の針」のマイナーチェンジ版だと思ったが、原題がneedleだったから間違いないだろう。 追う側と追われる側の宇宙生命体が地球に不時着して両者共に人類に寄生し、今度は人間同士の捕物が始まるというもの。 ウルトラマンに似ているという意見もあるがKISS×DEATHの方がよっぽど似ている。と言うか本作を換骨奪胎しているのだろうな、やはり。 マイナーチェンジの度合いはかなり強いと思われ、邦訳が「20億の人間の中からたった一人を見つけ出す困難さ」から取ったタイトルだったにも関わらず捕物自体はあっという間に終わる。 クレメント特有の「見かけはグロテスクだが中身(精神)はアメリカ人そのもの」という宇宙人像は本作でも健在で、宇宙生物としてのリアリティには欠けているが子供向けにはちょうどよいのだろう。 人間が宇宙生物に寄生されるというエイリアンとほぼ同じことをやってるのにグロさや怖さは全く無い。 ギーガーの映像的訴求力は偉大だったんだなー。
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これは小学校の頃、図書室で借りて読んだ本。ワルモノが誰に潜んでいるかは覚えていたけど、ラストどうなったかは忘れていた。そうだったか。懐かしくて楽しめました。創元SF文庫で、いつか再読したいなぁ。
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カイル・マクラクラン主演映画「ヒドゥン」の原型となった小説。初めて読んだのは小学校の図書室でした。 原作は「20億の針」というタイトルなのですが、子供向けのジュブナイル版として古くから図書館などに置かれています。 高い知能を持つ寄生型地球外生命体「デカ」と宿主となった少年ボブが...
カイル・マクラクラン主演映画「ヒドゥン」の原型となった小説。初めて読んだのは小学校の図書室でした。 原作は「20億の針」というタイトルなのですが、子供向けのジュブナイル版として古くから図書館などに置かれています。 高い知能を持つ寄生型地球外生命体「デカ」と宿主となった少年ボブが、凶悪犯「ホシ」を探し出す冒険ファンタジー。 かなり古い時代のものですが各所の描写が緻密に計算されていて(子供の頃の感想ですが)「デカ」とボブのコミュニケーション手段や「ホシ」を見つける決め手もよく考えられてるなぁと感心しながら先の展開にワクワクしながら読んだ記憶があります。
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