全図解ナノテクノロジー の商品レビュー

榊裕之(著者)

2012/08/09

2004年の発行で、書いてある内容は若干古さは否めないが、ナノテクノロジーの全体像や今後のことを、わかりやすい言葉で解説しており、類書の中では入門書としてはよいものだと思った。

内容は、前半１～3章で、ナノテクノロジーとは、歴史、各国の取り組み、後半４～6章で、ＩＴ・エレクトロニクス分野、医療・バイオテクノロジー分野、環境・エネルギー素材分野と3分野に絞っての具体的な研究や製品の紹介、7章で今後の展開をまとめている。

ある程度、その分野に精通していれば若干の専門用語もわかるが、まったく知らない分野であれば、このように流れなどが解説した後に、どのような分野での活用が見込まれるかが説明してあるとわかりやすいと思った。