雨の降る日曜は幸福について考えよう の商品レビュー
日経新聞日曜版にこんなコラムがあったとは。この期間、きちんと購読していたはずなのに読んでなかったんだなぁ。今なら橘玲さんといえば迷わず飛びつくわけですが、知らなかったことを恥じるばかり。身も蓋もないでしょそれ、っていう論はたくさんあるものの皮肉っぽくなく伝わってくるこの淡々さが素...
日経新聞日曜版にこんなコラムがあったとは。この期間、きちんと購読していたはずなのに読んでなかったんだなぁ。今なら橘玲さんといえば迷わず飛びつくわけですが、知らなかったことを恥じるばかり。身も蓋もないでしょそれ、っていう論はたくさんあるものの皮肉っぽくなく伝わってくるこの淡々さが素敵です。きちんと金融リテラシーを身につけないと大変なことになるよ、ということが嫌味なく書かれている本。社会人は必読です。
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ごく自然な形で多くの人が意識していないであろうという、社会の矛盾をひょうひょうと書き出した本。 自分自身には目新しいものはありませんでしたが、初見という人も多いのではないでしょうか。
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良書。 タイトルからして自己啓発的な内容かと思いきや、非常に現実的な経済論が淡々と述べられている。 「経済論」というと学術書のような印象になるから、「経済について著者が考えていること」と言い換えた方がより正確かも知れない。 (評価の★を一つ減らしているのは、僕が経済について詳しく...
良書。 タイトルからして自己啓発的な内容かと思いきや、非常に現実的な経済論が淡々と述べられている。 「経済論」というと学術書のような印象になるから、「経済について著者が考えていること」と言い換えた方がより正確かも知れない。 (評価の★を一つ減らしているのは、僕が経済について詳しくないため、本書に書かれていることがどこまで正しいか分からないから、という理由) 出版されてからかなり時間は経っているけど(初版は2004年)、書かれているのは経済の基本的な考え方ばかりなので、あまり古さは感じない。 むしろ、ここに書かれてある予言めいたことが現実味を帯びてきているような気さえする。 「こうするべきだ」とか「この考えは間違っている」とか、そういう類の表現は一切出てこない。 本書で一貫しているのは「私はこう考えるけど、決めるのはあなたですよ?」という、問いかけの姿勢だ。 取り上げられているテーマは、簡単には決められないことばかり。 だから普段は目を背けてしまいがちだけど、だからこそ「考えるべきだ」と本書は言い聞かせてくる。 そして「決めるのはあなただ」と。 ちゃんと考えないとなぁ。自分で。
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●概要 ・日本人の人生はどのような制度的・経済的要因によって規定されているか?という土台を語る人世論。個人の自由を最大限に尊重する「リバタリアニズム」の立場に基づく。 ・(現状)マイホームや年金などの旧来型の幸福の前提が崩れた。 ・(対応)ささやかな幸福を実現するための、ほんの少...
●概要 ・日本人の人生はどのような制度的・経済的要因によって規定されているか?という土台を語る人世論。個人の自由を最大限に尊重する「リバタリアニズム」の立場に基づく。 ・(現状)マイホームや年金などの旧来型の幸福の前提が崩れた。 ・(対応)ささやかな幸福を実現するための、ほんの少しの知識と技術を身につけよう! ・(展開)著者は、世界のどこであれ好きな場所で暮らすことのできる経済的な自由を手に入れたいと望んだ。 ・人生の経済的な側面に自覚的であれ! ●(人生と経済) ・国家にも企業にも依存せずに、自分と家族の生活を守ることのできる経済的基盤を持つことを「経済的独立」と呼ぶ。人生を経済的な側面から眺めるなら、その目的はできるだけ早く経済的独立を達成することだ。 ・人生を経済的な観点から眺めるなら、その目的は有限の時間と限られた資源の中で効用を最大化することにある。 ●(自由と幸福) ・幸福のかたちに諸説あっても、「自由」が幸福の条件であることに異論のある人はいないだろう。奴隷が幸福になれないのは自由を奪われているからだ。私たちは自分自身の支配者であり、誰もその権利を犯すことはできない。 望まなくても、老人になれば金融資産からの収入で生きていくしかない。 それなら、もっと早く労働資産から開放されてもいいんじゃないか? と、こんな視点で考えてみると人生の選択肢が増えてくる。 私は日本にいてもいいし、シンガポールにいてもいい。 一日数百ドルの豪遊をしたっていいし、1食1ドルの屋台で食事をしてもいい。
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旧来の価値観が解体し、急速に変わりつつある世界の中で、自分と家族の人生にとって最適なポジションを確保すること。複数の選択肢から自分の人生を選ぶ自由を手放さないこと。
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いつもの本のおさらいと、橘玲の社会に対する意見。この人って、すごい自由主義の人だったんだね。久しぶりに読んでみて、改めて思った。
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『マネロン』の橘玲・著。年金、保険、不動産など、お金に関わるイベントについて著者が解説していきます。 この人の本を読むときはいつも、なんとなくドキドキしてしまいます。不思議な説得力と信憑性があります。
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一言で言って、「見も蓋もない」本。 保険や住宅など、人々の人生での大きな買い物についてカラクリを見破り、シンプルな言葉で語る。 人によっては受け入れがたい事実を突きつけてくるので、厳しい本かも。 きちんと理論に基づいているが、難しい物言いではないのですらっと読める。 この方が言っ...
一言で言って、「見も蓋もない」本。 保険や住宅など、人々の人生での大きな買い物についてカラクリを見破り、シンプルな言葉で語る。 人によっては受け入れがたい事実を突きつけてくるので、厳しい本かも。 きちんと理論に基づいているが、難しい物言いではないのですらっと読める。 この方が言っていることは「ゴミ投資家の人生設計入門」から変わらない。 ようやく、時代と人が追いついてきたという印象。
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またまた橘玲さんの本を読みました。 昨日食事の待ち合わせまで時間があったので読破した本。 相変わらず、色々考えさせられる本でした。 特にお金と平等とは何かについて。 具体的に挙げると、アメリカではお金があることで良い医療が得られます。 日本は基本的にどこでも治療費は同じです。...
またまた橘玲さんの本を読みました。 昨日食事の待ち合わせまで時間があったので読破した本。 相変わらず、色々考えさせられる本でした。 特にお金と平等とは何かについて。 具体的に挙げると、アメリカではお金があることで良い医療が得られます。 日本は基本的にどこでも治療費は同じです。そして国民には 病院を選ぶ権利があります。結果どうなるかと言うと良い病院には 沢山の人が並び結果診療時間が短くなる上、待ち時間が多くなります。 つまり アメリカではお金のある人が良い医療を受けられ 日本では時間のある人が良い医療が得られる訳です。 時間とお金を等価値に置けば実際はそんなに変わらないんじゃないでしょうか? って話。 自分から特にメッセージはないけど、視点はいくつ持っていても 良いはずだから、そんな視点を持っていても良いはずです。 新しく得た情報が一つ。 「自己責任」について。 ホームレスは失業しないために努力をしていればその状況を防げた はずだから、ホームレスとして生活をしているのは「自己責任」だ という考えがあります。 日本では政治的問題のせいもあってあまり熱心に問題が 論ずられることが無いようの思えますが アメリカではもっと関心があるようです。 ホームレスの80%以上が薬物、アルコール中毒 であり、約半数が統合失調症などの精神障害を患っているとの事です。 疾病を患っている人に「自己責任」を問うのは正当なんでしょうか? 少し考えさせられました。 やっぱり自分は視野が狭く考えが固定されている。
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日本の競馬や競輪の「公営ギャンブル」(って言い方も変)は、胴元が25%も取ってるんだそうです。 もっとも効率が悪いのが宝くじで、搾取率50%。宝くじファンの夢を壊す話で恐縮ですが、1億円以上の当選率は160万分の1という天文学的数字で、交通事故に合う確率の方が高いそうです。 ...
日本の競馬や競輪の「公営ギャンブル」(って言い方も変)は、胴元が25%も取ってるんだそうです。 もっとも効率が悪いのが宝くじで、搾取率50%。宝くじファンの夢を壊す話で恐縮ですが、1億円以上の当選率は160万分の1という天文学的数字で、交通事故に合う確率の方が高いそうです。 ラスベガスのカジノは?と見ると、搾取率1−5%、と、こっちのが効率良くない?と、すぐまた海外に行こうとする私でした。
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